若者は新聞を読まないというけれど

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一言で表現すると「若者の新聞離れ」的なお話はちらほら見聞きする。まぁ、新聞に限った話では無いけど、斜陽な業界やら古いカテゴリの商品やサービスでは、若者が離れているので売れ行きが落ちたという言い回しはよく聞くもの。よく調べてみると全然そんなことは無かったり、同業界内で別ルートに客が移動しただけだったり、当事者がまともに仕事をしていないだけだったりってのが多分で、若者に責を擦り付けているだけってのが多かったりするのだけどね。要因の一つかもしれないけど、それが主要因と言い切れるだけのエビデンスはあるのかな、と。

で、「若者の新聞離れ」ってのはデータ的には顕著な形で出ているのだけど、それは若者が悪い、新聞から離れるんじゃないって分析は過ち。説明されている通り、新聞はあくまでも情報取得の1ツールでしかなく、色々なツールを選択できるようになったので、新聞というツールを選ぶ人が少なくなっているだけの話。町にコンビニが1件しか無ければ多くの人がそのコンビニを使うけど、複数件できれば利用する人は分散し、1件あたりの利用客は減る。そういうレベルの話でしかない。

他方、インターネットが比較的苦手だったり、多数のツールの利用に慣れていなかったり、長年の経験で絶大的な信頼を新聞に置いて、それ以外のツールを用いるのが面倒くさかったり拒否しがちな今の高齢者は、その新聞のみに頼り、結果として振り回されやすくなっている。

いや、今の高齢者というか今の高齢世代と表現した方がいいのかな。将来的には多数のツールの利用に慣れている人達も高齢化するので、高齢者なので新聞などの旧来メディア単発のみを信奉するってスタイルも薄れてくるはず。無論、加齢による身体的な難儀さによって、取得の容易性は下がるので、若年層ほど多様な選択はできないだろうけど。

「時間が経てば現状の弊害も薄れて来るさ」。それは事実ではある。けれど、その弊害が取り除かれるであろうまでの時間が惜しいしもったいない。間違っているということが分かっているのに、時間を待てとの慰みの言葉のみを受け、無意味に殴られ続けるのが好きなほど、若年層は自虐的では無いのだな。

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このページは、不破雷蔵が2018年7月29日 07:24に書いた記事です。

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