串カツ屋さんで全面禁煙したら来客が増えたけど売上は減った件

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居酒屋チェーンの串カツ田中ホールディングスは5日、全席禁煙を始めた6月の既存店の売上高が、前年同月より2・9%減ったものの、来客数は2・2%増えたと発表した。会社員や男性グループが減る一方、家族連れが増えたという。

昨今では喫煙者比率が減って健康志向の高まりやら東京都の例の条例の話もあり、飲食店でも分煙どころではなく全面禁煙したらどうかという話が論議されている。喫煙者にはツラい話で確実に喫煙者分の来客は減るけど、たばこの煙を嫌っている人の来客分は増えるかもしれない。社会的イメージとしては少なくともマイナスにはならない。色々と判断は難しいところ。

お店の様態や客層によっても判断は違ってくる。例えばパチンコ屋で全面禁煙をしたらどうなるか。まぁ、現状ではありえない話。

で、今回は串カツ屋......というか串カツベースな居酒屋さんで全面禁煙をしたら、客数が増えたというお話。従業員からのウケもいいし回転率も上がった。しかし売上は減ってしまったという。

仕組みとしては成人の喫煙者の来客が減り、親子連れとか未成年の客が増えたので、現時点では足し引きでプラス。ただし未成年、特に長居もしないので(「回転率が上がった」ってのは見方を変えればそういうこと)、とりわけ子供の客単価は低くなり、客数の増加ですら売上の底上げにはつながらなかったというもの。まぁ、この辺りは細かいデータを見ないと精査はできないのだけど、その辺を公開することはないんだろうな。

今件の動向が今後どうなるか、うまくバランスが取れて売上もアップするようになるのか、長期的観測が必要。あるいは変化した客層に併せ、メニューも手を加える必要があるんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2018年7月 7日 06:49に書いた記事です。

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