「報道はオブザーバーであれ」

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オブザーバーってのは場所や状況によって色々な解釈ができる。単にその場にいるだけで、発言権も無ければ議決権も無い、裁判などでの傍聴人のような立ち位置の場合もあれば、発言権はあるけど議決権は無い人のことを指す場合もある。いずれにせよ、その集まりにおいて何らかの行動操作権を持たない人。会社だったら本来は相談役とかがそういう立ち位置ではあるんだけど、往々にして事実上の議決権どころか意志決定権まで持つ場合もあるので、これは例には当てはまらないな。

で、報道ってのはオブザーバーであるべきだってのは、言い得て妙だったりする。ニュースに携わる場にいてそれを扱ってはいるのだけど、それに足し引きをして自分の意図を加えたり、思惑で方向性をよじったりしてはいけない。いわばスピーカーのようなポジションで、多くの人に伝えるための役割を果たす必要はあるけど、語られている内容を変更したら意味が無いんだよね。

例えばマイクで「本日は晴天なり」としゃべったのに、スピーカーからは「本日は雨が降るかもしれない」という音声が流れたり、どこぞの有線放送を拾って奇妙な歌が流されたら、スピーカーの存在意義は無い。修理、さらには廃棄処分になるだろう。今の報道はそれと同じ。与えられた情報に勝手に手を加え、主旨を違えちゃいけないのだよね。それをしてよいのは報道・マスコミでなく、論評などの分野。事実でないことを事実を伝えるセクションの人がやってはいけない。


昔のウィスキーのCMにこんなのがあったそうだけど、まさにそんな感じ。そりゃ人間がやることだから多少の足し引きは必要かもしれないけど、それだって許容範囲がある。昨今の報道・マスコミはその許容範囲をはるかにオーバーランしていると思うのだけど、どうなんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月30日 07:25に書いた記事です。

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