チョコが売れているよというお話

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菓子大手メーカーの決算が出揃った。昨年度はポテチショックなどもあったが、チョコレートは原料価格が落ち着きハイカカオ系が伸長するなど売上げ・利益に貢献し、全体的には好調または堅調に推移したと振り返ることができる。一方で、物流費や包装資材費、人件費などコストは増大傾向にあり、なおかつ今年に入ってからの菓子全体の動きがあまり芳しくない。ここ数年はデフレからの脱却傾向が見えていたが、平成30年度は市場環境の追い風が乏しい中で企業個々の底力が試される正念場の1年となりそうだ。

例のお菓子業界による年次業界報告書でもここ数年は特にチョコレート系のお菓子の動向が良い調子となっている。色々と派生品を作りやすいし、お手軽感が強いし、年齢や男女別のような属性別の好き嫌いがあまりない。まさに老若男女が楽しめるって感じ...昨今のミントチョコの突風も、これに類するものなのかなと思ったりする。

説明によると原材料価格の安定も、利益に貢献しているという。売上じゃなくて利益ってところがポイント。

他方、今後は原材料以外のコストの増加が懸念であるとの話だけど、それはお菓子に限った話では無いし、国内で発生するコストの増加に関しては、結局全体のお金関連の底上げに寄与するのだから、一概に悪い話では無い。まぁ、燃料費はどうだろうってところもあるのだけど。


こういう話もある...けど、これは恐らく多分に、ロッテの営業の力によるところが大きいのかなという気もする。多くの人が目に留まる場所への商品設置は、チェーンのコンビニやスーパーだったらアドバイザーとかのコントロールするところが大きいので、最適化が前提になるけど、加えて営業をしている各メーカーのヨイショ次第でもあったりするから。この辺は本屋さんが顕著ではあるのだけど。

まぁ、そういう視点でお菓子コーナーを見渡すと、新たな発見もあるので面白いよね、ホント。高いところには子供向けのお菓子って無いんだよな、とかさ。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月13日 07:03に書いた記事です。

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