「ヤングアニマル嵐」が休刊

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ヤングアニマル嵐(白泉社)が、本日6月1日発売の7号をもって休刊することが明らかになった。

先日から別冊花とゆめだのYOUだのとコミック誌の休刊が相次いでいて、何かドタバタしていないかと思ったら、今日も朝からこの話。ヤングアニマルの休刊発表。しかも記事のタイムスタンプがゼロ時ジャストなので直前に報道関係には情報が流れていたのだろうなあという感はあるのだけど、同時に該当誌での告知が事実上の第一報ってのは、それだけドタバタしていたというか、急な決定なのだなという感はある。先のYOUの場合は告知が直近号だけど実際の休刊は10月発売号だから、まだ少し余裕があった上での決定・公開ではあるのだけど。

なにしろ最新号で突然「実はこの号でオシマイだよーん」とか言われたら、誰もがびっくりするでしょ? そりゃ編集部内部でとか作者などには事前通達が行われていただろうけど(緘口令付きで)。

日本雑誌協会が5月18日に発表の2018年1月~3月分の印刷証明付き部数では、ヤングアニマル嵐の値は非公開となっていました。前期までは毎期しっかりと発表しており(前期の2017年10月~12月では7万部)、何の前触れも無く非公開化、しかも兄弟誌「ヤングアニマル」は部数の公開を続けていたため、色々と察するところはあったのですが。


先日から別冊花とゆめ、バーズ、YOUと相次ぎコミック誌が休刊を発表しています。新年度に突入してからの決定・発表は、それだけ該当誌が早急に厳しい判断を迫られる状態に陥っていたことを意味します。電子版を併売していた雑誌もありますが、それでも読者をつかみ続けることはできなかったわけで、環境の変化がこれまでのビジネスモデル(多数の作品をセット的に雑誌の形で提供する)では通用し難くさせているのでしょう。

あるいは今後も似たような話が報じられることになるのかもしれません。


とコメントした通り、先日記事にした【前期比も前年同期比も少年・男性向けコミック合わせてプラスは1誌ずつのみ...少年・男性向けコミック誌部数動向(2018年1月-3月)】でも言及の通り、ヤングアニマル嵐が何の前触れも無く部数を非公開にしたので、イヤな予感はしていたんだよね。でもやっぱりこういう予感は当たってほしくない。

他方、コメントでも言及してるけど、今件のように年度が替わってから突然に休刊決定ってのは、それほど切羽詰まっている状況にあるって考えもできる。まぁ、少し前から連載がシフトしたり、部数の非公開化がなされているってのは、それなりに以前から既定事項だった気配もあるのだけど。今後もそう遠くないうちに、同じぐらいのインパクトのある、似たような雑誌の休刊話が出てくることになるんだろうなあ、と。最近では

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このページは、不破雷蔵が2018年6月 1日 07:48に書いた記事です。

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