「少年サンデーS」初の重版

| コメント(0)
小学館は5月31日、人気漫画『名探偵コナン』(作者・青山剛昌氏)に登場するキャラクターの安室透が表紙を飾った『少年サンデーS』(小学館)6月号と7月号が、店頭で売り切れが続出したことを受け、同誌史上初の重版を発表した。重版分が書店に並ぶのは6月13日以降の予定だという。

昨今のツイッターでのタイムラインでも、かなり高頻度でコナン本人よりもこの安室透氏を中心としたファンアートなりお話が出てきて、何だか主人公が食われちゃったなという感はあったのだけど。まぁ、映画の「名探偵コナン ゼロの執行人」がトリガーとなったのは間違いなく、どこまで狙っていたのかはともかくとして、かつての「進撃の巨人」や「妖怪ウォッチ」、「おそ松さん」特需を想起させる......って構造としては「おそ松さん」特需に近いのかなと思ったり。

「名探偵コナン ゼロの執行人」の映画公開が4月13日なので、雑誌周りで反応が出てくるとしても第2四半期から。現在発表されている第1四半期の印刷証明付き部数では反応は無いけど、次回はえらいことになるだろうな、と(第1四半期の部数は1.2万部)。

特需というからにはいつかはしぼむ。昔の雑誌は複数ラインで特需が絶え間なく生じていたのが、セールの形態の一つだったことを思い返せば、この類の「魅力に満ちあふれたコンテンツ」をどれだけ出せるかが、雑誌を奮い立たせるポイントなんだろうなぁ、と思ったりする。まぁ、思う通りに、コントロールする形でそれができれば苦労はしないのだけど。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2018年6月 1日 07:19に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「米国のティーネージャーのソーシャルメディア利用事情」です。

次の記事は「「ヤングアニマル嵐」が休刊」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30