環境が変われば最適解も変わる。そしてその内容はケースバイケース

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動いているというボリュームが具体的にどれほどなのかは未公開だけど、周知がされればそれに応じた需要は生じ得るという解答の一つ。そして電子書籍や通販などのようなライバルが乱立している実情で、実書店が生き抜くための方法論の一つとして、ちょいと注目したい......ところではあるのだけど。

見方を変えると、抽出されなかった本はやはり埋もれたままになる。今件はたまたまピックアップされたからよかったけれど。新作でなくても取り上げられ方次第で売れる商品はいくらでもあるというのと同時に、そのチョイスの対象にならなければやっぱり売れないよねということになる。これって書籍に限らない、商品全般のお話。営業がデパートに足を運んで、類似他社の商品を押しのけて自社商品を置いてもらうようにアピールする、的な。今件はそのような営業の結果というわけではないけどね。

ともあれ、環境が随分と変化した以上、色々な立場にある人は手法を最適化する必要がある。昔の手法が旧態依然のものになり、経年劣化で目も当てられないような状態になったのなら、周囲をしっかりと見極めて、今の流れにあったスタイルに変えていかなきゃならない。

まぁ、当然手間はかかるし知恵も必要だしリソースも求められる。リスクもあるだろう。それがいやなら、ゆでがえるになるまでの間を楽しむしかない。


無論指摘されている通り、先の引用の例はあくまでも特定環境下における解の一つでしか無く、すべての場合において同じ手法が通用するというわけでは無い。むしろ失敗した、あまり成果が出なかった事例がたくさん後ろに隠れているのかもしれない(逆に、これは単なる一例で、そこそこ上手く行っている例もたくさんあるかもしれない)。特に、費用対効果という観点では、色々と厳しいよね、と。


で、今件の新刊じゃないけどそれなりにリソースを投入すれば動く雑誌もあるんだよ、という例も行き着く先は同じではあるのだけど。環境が大きく変化して、誰もが自由にアプローチが出来る、カオスな情報化社会となっている以上、これまでのようなパターンでのみの手法では、すくい上げられないものが沢山出てきてしまうのは明らか。土俵に上がるハードルは低くなったけど、それは自分だけの話じゃないから、土俵にたくさんの人が上がってしまうので、ライバルも増えるよというまでの話。土俵がアレならボクシングのリングでもいい。

作者自身、作品の内容、時期など、多様なパラメータで、最適解ってのは変わってくる。試行錯誤を繰り返す必要もあり、成功的な解にたどり着くこと自体が奇跡、運次第なのかもしれない。

成功事例と判断できる事例があったらどんどん情報をオープンにして、多様な選択肢を世に送り出し、各自がトライ&エラーを出せるような、多様化された...というかカオスな方法論の中でのコンテンツ市場が必要なのかな、と。

でもそういう考えだと、一部で求められている「電子書籍市場の一元化、フォーマットの統一化」ってのと方向性は逆になるんだよな。商売になる、ご飯を食べられる同人誌的なイメージになるのかなあ...。

ちなみにお話では電子書籍・小説という話になってるけど、これはそれに限らない。ウェブに乗り得るコンテンツ全体に言えることだと思う。まぁ、カオス化ってのは容易に想像ができるし、そうなった方が業界も市場も活性化するので、悪い話ではないのだけどね。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2018年5月14日 08:00に書いた記事です。

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