京都で牛肉消費量が多いわけ

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京都で牛肉料理店が広がる要因には、土地柄も影響している。京都市の牛肉消費量は全国1位。和食文化が花開いた歴史都市というイメージとギャップがあるが、京都の人々は牛肉好きなのだ。なぜなのか。関係者に尋ねると、市民気質や地理的な特性などが理由に挙がった。

家計調査報告のデータをもとに毎年一度定期更新している【日本の牛豚鶏肉の消費傾向をグラフ化してみる】などの精肉の消費量の話。データから色々と傾向は出て来るんだけど、その傾向の裏付けというか理由が分からないのがいくつかあって。その一つが京都での牛肉の食べられ方。なんで京都は金額でも分量でも牛肉をよく食べているのだろう。

......という謎が今回の記事である程度すっきりした。昔から新しいもの好きで、牛肉を食べることへの先進性もあったのではという話。でもそれだとすると、消費量が増えたのは明治以降になるな。「文明開化で知識人が牛肉を食べ始め、新しいもの好きの京都の人も率先して食べるようになった」とかある。他にも牛肉の産地に近いとか、色々と牛肉を食べるための好条件がそろっていたようだ。

この辺はもしかすると、京都などの地方紙というか地域の歴史書やら文献を漁ると、いつ頃から牛肉をよく食べるようになったのかがわかるかもしれない。家計調査そのものは1953年から始まっているとのことなので、それをたどれば少なくとも半世紀ぐらい前の動向は分かるけど、大正とか明治時代までさかのぼれるわけじゃないからねえ。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月 5日 07:29に書いた記事です。

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