居酒屋一人負け状態を色々と考えてみる

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日本フードサービス協会によると、3月の外食市場の総売上高は前年同月比4・6%増だった。月後半に気温が上昇して暖かい日が続き、花見需要での売り上げが伸びた。土曜日が前年より1日多い曜日まわりも押し上げ要因となった。総売上高が前年同月を上回るのは、19カ月連続だ。

外食産業に関しては毎月業界団体発表の全体業績に関する分析記事を挙げているので、少なくとも公知情報に限れば状況の把握はできていたりする。中でも心配なのは、今回挙げられている居酒屋の不調。

まぁ、酒税法の問題も無いとはいえないけど、それ以前から居酒屋は店舗数がもりもり減るほどの不調だったので、単に加速化させただけのではないかな、という感はある。

居酒屋業界の不調はここ数年特に際立った形となっていますが、要因は複数挙げられます。


・企業文化における「居酒屋への連れ呑み」の低迷
・喫煙離れ
・「多様なメニューが少量で、安価で注文」需要への対応が他業種でも可能になった
・一人呑み需要の受け入れ場所の増加
・家呑みの普及

小型店舗での立ち飲みは数年前からトレンド店舗として注目を集めるようになりましたし、日高屋の一人呑みも話題に上っています。また昨今では吉野家も夕食も兼ねた気軽な一人呑みができる「吉呑み」を展開し、好調な状況にあります。

外食チェーン店では回転寿司のファミレス化、ファミレスの夕食・軽い呑み需要の取り込み、ファストフードの夕食需要引き込みなど、臨機応変に領域を拡大し、環境や需要の変化に対応しています。柔軟性が低い居酒屋としては、既存のスタイルからの脱却と、他業種には出来ない方向性の需要開拓が必要となるのでしょう。


という形で解説コメントをしたけど、ここ数年の外食に絡んだ状況の変化で、一番とばっちりを食らったというかダメージを受けているのが居酒屋関連。中食文化の進行だって、家呑みの後押しとなるし、それは「居酒屋で食事も兼ねてちょいと一杯」って需要を確実に減退させてしまう。

個人的には例えば、一部のラーメン屋で取り入れられている「一人居酒屋」なんてのもアリでは無いかなあ、という感はある。お食事処、的な雰囲気になっちゃうけど。まぁそれでも既存のファミレスなどと変わり映えはしないので、根本的なかじ取りの変更が求められているのだろうな。

だって今の居酒屋の要素、他の外食産業業種でほとんどカバーできちゃうからね。

            

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このページは、不破雷蔵が2018年4月29日 06:53に書いた記事です。

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