紙媒体で出版市場は縮小。電子を合わせても縮小

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2017年の紙の書籍・雑誌の推定販売額(電子出版を除く)は前年比6・9%減の1兆3701億円で、13年連続の減少となったことが25日、出版科学研究所の調べで分かった。


雑誌は同10・8%減の6548億円。過去最大の減少率で、初の2桁減となった。雑誌の低迷で出版輸送から撤退する運送会社も相次ぎ、書籍の配本への影響も危惧されている。


先日発表された出版科学研究所による出版市場の実情最新値。2017年は紙媒体では大幅減、電子媒体を合わせても全体としてはマイナス。雑誌やコミックが無茶苦茶落ちたとあるけど、これはよく考えてみればモノの道理は大きく通る。雑誌は元々時間つぶしのネタとしての要素が多く、スマホにその立場を奪われたから。また、コミックも併せ、スマホ経由などでウェブ上のを閲読できるのならその方がいいじゃん、自分の好きなものを選べるんだし、という人も増えている。コミックに関しては買ってもいいけど置く場所ないしとか、買いたい時にすぐに手に入らないしってのもあるのだろう。要はコンテンツへの需要は変わらずだけど、選択肢が増えたので、元々の選択肢への需要が減ったまでの話。

でもそうだとすると、紙媒体と電子媒体を合算した市場額も落ちているのはおかしいよね、ということになる。これ、実は音楽CDと構図は同じで、単に電子へシフトしただけでなく、無料コンテンツに需要が流れる(当然売り上げは上がらない。広告などで間接的に企業が利益を得ていても、出版物の売上としては報告されない)、読み放題サービスが普及する事で商品当たりの売上が減るので、結果として金額面での市場は縮小するという次第。

まぁ、そろばん勘定の上での金額減少は大いに問題だけど、それと共に紙媒体の流通量が減ることで、輸送コストの問題も生じてくる。ほとんど空のトラックとかの行き来は無駄になるからやらないよ、的な。その観点でも、ますます電子書籍は進んでいくのだろうな。インターネットのインフラさえ確保できれば、それに相乗りする形で「配本」可能なのだから。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月26日 07:16に書いた記事です。

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