「世界終末時計」が残り2分になったというけれど

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米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ(Bulletin of the Atomic Scientists)」は25日、人類による地球破壊までの残り時間を比喩的に示す「終末時計(Doomsday Clock)」が30秒進み、1953年と並び過去最短の残り2分になったと発表した。核戦争の懸念の高まりやドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の「予測不可能性」がその理由としている。

先行記事【二分する米国の国論...というよりは】とも関係があるのだろうなあ、という話。例の世界終末までのタイムリミットを示す「終末時計(Doomsday Clock)」が、これまでの2分30秒から2分きっかりに時を進めた、その理由は主にトランプ大統領が悪いとするもの。


ただこれって、以前【核兵器に関わる条約は大きく3つ】でも指摘したのだけど、設立時の思惑はともかくとして、現状では単なるプロパガンダ指標の一つでしかなくなっている感は強い。北朝鮮がぼかすか弾道ミサイルを撃ちまくったり、核実験をしてもウンともスンとも言わないし、指摘されている通り震災時の事故でもりって進めてしまうとか、意識の高さが暴走しているんだよね。

結局のところイメージと実態が大きく違う国際的な指標としては、例の「報道の自由度ランキング」と同じような正体なのか、なってしまったのか、というところなんだろうなあ、と。アレはありでコレはなし、その根拠が曖昧ならば、決定事項の正当性も無くなってしまうものなあ。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月30日 06:52に書いた記事です。

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