「副業をしてもいいよ」と「副業しなきゃならない」と

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そういや副業関連で「してもいいよ」的な話が出ていたけど、前々から副業を認める就業規則が用意されている企業もあったし、それを公に認知する的な話でしかないのだよなあと思う一方で。趣味や有り余る才能を別方面でも活かしたいけど現職も捨てがたい場合はともかくとして、生活の支えとしての副業、現職だけでは生活がかなり厳しいの、的な場合は、極論ではあるけど否定もできないのが指摘されているお話。

要は真っ当な日常生活が過ごしがたい対価しか支払っていないのに、副業はダメだということになると、その人の生命、基本的人格権が損なわれていると認識されても仕方が無い。

「社員に妻が専業主婦で年子の子供3人を私立大学の大学院まで卒業させられる給与」を払っていないのに、新卒で大学卒の学生を求人として求めるってのは、よく考えてみれば本末転倒というか、矛盾していると思わざるを得ないのだな。

これ、似たような話を以前もしたような気がする。創作系の業界、特に漫画とか文筆の界隈で、発注した仕事で曲がりなりにもご飯を食べられ生活できるような対価を支払っていないにも関わらず、生活を束縛するのは、業界そのものを縮退させることしか考えていない、と。いわば最低賃金すら守っていないのと同じだからねえ。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月18日 07:31に書いた記事です。

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