情報のアップデートと学校での知識と

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大学受験時が学力の最高峰だったという人も少なからずいるだろうけど、実際に大学受験が終わるとすーっと勉強の意欲が落ちて、さらにこれまで学んできたことも脳から離れて行ってしまう、さらに新しいことを学ぶ意欲も失われるケースも少なくない。学歴そのものを鎧としてしまい、その中身をまったく鍛えないというもの。社会に出てしばらく経って、世の中が進んでいるのを頑なに拒み、情報のアップデートをしないと、流れについていけなくなる......のだけど、そういう人は結構いる。

自分の今までの経験、知識を捨て去るのではなく、活かしたままで、あるいは否定することになったとしても「そういうことがあった」と覚え置きつつ、新しい世の中に対応すべく情報を更新する。OSのアップデートと同じような感覚でそれを成すクセをつけるだけで、語られている通り随分と上位に立てることができる。


他方、実のところ、その情報アップデート以前の問題で、高等教育、さらには義務教育レベルですら満足に会得していないケースも多々ある。例えば以前家庭科の教科書は一生ものだという話をしたけれど(電子レンジとか生活環境が変化した部分は対応できないけど)、それに限らず中学にせよ高校にせよ大学にせよ、最終教育課程までに習ったあれこれをしっかりと覚え置けば、世の中の流れに合わせてアップデートする必要が無い部分に関しては、相応の高い位置につける。

まぁ、あれだ。卒業してからも反復して学習するわけではなく、むしろノイズ的なテレビや新聞、雑誌、ラジオの情報を繰り返し見聞きしてしまうので、その効用も薄らいでしまうのだなあ、と。

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このページは、不破雷蔵が2017年10月28日 07:26に書いた記事です。

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