ソーシャルメディアで自作品の宣伝をするのは別に問題ないと思うのだけど

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ソーシャルメディア、中でもブログやFacebookよりもツイッター上で、創作者が自作品の宣伝をすることに、色々と賛否両論が持ち上がることがある。結局ツイッターもブログの一種で、それを利用者がリアルタイムに取得できる仕組みを提供しているだけなのだから、「自分のブログで宣伝して何が悪いのか」で終わってしまうのだけど。利用者側からは「テレビの放送みたいなところで自作品の宣伝をするのは何事か」と、CMで自分の見たい番組を邪魔されたかのような怒りを覚える人もいるのは否定できない。

色々な考えはあるにしても、当方は創作者の宣伝活動には肯定的。発言を追いかけている人(フォローしている人)は、対象者に興味関心を持っているのだから、その人の創作活動や成果物を告知してもらえるのは、むしろありがたいお話に違いない。

......ああ、あれか。同じような告知を何度も繰り返すからウザイという認識もあるのか。そりゃ1時間おきに同じ宣伝ツイートを見せられたらうんざりするかもしれないし、それは発信側の手法に問題があると言わざるを得ないけど。そのような極端な例も含め、広告論全般として、有効な伝達方法の仕方などのお話はあるのだけど、やはり宣伝というかお知らせの類はあるべきだな、と。プロフィールのテキストや背景に表せる情報は限られているのだし。


そして何よりも、創作者の作品を実購入してもらうためには、まずはその存在を知ってもらわねばならない。気が付いたらいつの間にか銀行残高が減って商品が届いていたってのは、例のアマゾンの定期購入とかに限られる。

知ってもらって興味関心フラグが立ち、さらに色々な葛藤(コストとか時間とか)をクリアし、手に届くか否かのハードルをこえ(在庫が無かったりなどの理由で買えない)、はじめて購入してもらえる。電子書籍をはじめとしたデジタルデータならばいくつかのハードルはパスできるけど、それでもやはり存在を認識してもらえないことには始まらない。啓蒙ビジネスみたいでなんかイヤな感じなんだけど、とにかく「気付き」が必要。


そして何よりこれ。ツイッターなどで宣伝が多いと気に食わないのなら、フォローしている対象をミュートするなりフォローを外すなりすればよいまでの話。強制的に読まされているわけではないのだからね。

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このページは、不破雷蔵が2017年10月19日 07:56に書いた記事です。

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