「児童買春被害者3割がツイッター」というお話

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今年1~6月に出会い系以外のコミュニティーサイトを使い、児童買春などの犯罪被害に遭った18歳未満の子どもは昨年同期比30人増の919人だったことが19日、警察庁のまとめで分かった。この子ども919人のうち、3割強に当たる327人が「ツイッター」を利用していた。匿名で複数のアカウントを容易に作成できる点や、「援助交際」などを示す隠語でツイッター内を検索できる点が悪用され、犯罪の温床になっているとみられる。

警察庁が半年期毎に公開している、「コミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策」の内容を元にした記事。当方は警察庁の資料の出来がよくなったのでこちらでわざわざ再構築するほどのものでもないなという判断から後追いをしなくなったのだけど、実情を外れた記事にはツッコミを入れたくなるよね、的な。

ということでつっこみを入れようと思ったら文字数は足りなくなるし、色々と削っていて確認をしようと再度見てみたら、解説ができない記事と判明してがくーん。

今件は警察庁のサイバー犯罪対策プロジェクトのページにある「平成29年上半期におけるコミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策について」の広報資料 www.npa.go.jp/cyber/statics/h29/H29_siryou.pdf などから確認ができます。それによれば平成29年度上半期における全被害児童数919人のうち利用サービスの起因別では

ツイッター 327人(+61人、+22.9%)
ひま部 93人(+40人、+75.5%)
ぎゃるる 65人(+7人、+12.1%)
LINE 62人(+1人、+1.6%)
ツイキャス 29人(+7人、31.8%)
その他 343人(-44人、-11.3%)

(カッコ内は前半年期比)

です。


ということで途中まで生成した解説と、資料からの図版を1つ。確かにツイッターは多いのだけど、これって単に利用者が多いのと、ツイッターの機能によるものに他ならない。LINEの方が若年層の利用率は高いのだけど、不特定多数との意思疎通には向いてないからね。トランシーバーとスピーカーの違いみたいな。

で、不特定多数に向けた場で網をかけて、かかった魚と個別にやりとりするってのはこれまでも使われていた手法。ツイッターの存在が悪いという論調で記事は書かれているけど、そういうレベルの話じゃないんだよね、これ。まぁ、雑な話、人力車や乗馬よりも自動車事故での死亡者の方が多いでしょ? 的な感覚ではある。

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このページは、不破雷蔵が2017年10月20日 06:49に書いた記事です。

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