リセットという言葉と「リセット世代」と揶揄した人たちとカタカナへの警戒と

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先日から目に留まる機会が増えた「リセット」という言葉。ちょいと格好良く聞こえるかもしれないけど、ゲームをした経験がある人、IT関係者ならすぐにネガティブな方向へと結びつくのは言うまでもない。リセマラ、つまりリセットマラソンですらなく、スマートフォンそのものを叩き壊すような感覚。そして実際にはリセットですらなく、同じような表現でならデストロイ(破壊)と同義。

子供が他の子供の積み木の建物を壊すような。あるいは他の子供が片付けて褒められたら、その片付けたものをひっくり返して片付けるふりをしながら「ボクも片付けるよ、だから褒めて」というような、そんな香りが今回の「リセット」からは漂ってくる。そのアピールだけで実際には途中で面倒になって放置するまでがパターンってのは、現在進行中で東京都が多種多様な方面で、そして日本全体がオリンピック周りで受けている。


一部世代にはこの「リセット」が受けているという話も聞く。統計を取ることは叶わないけど、かつてゲーム世代とかリセット世代と若年層を揶揄していた世代が、少なからず当てはまるし、そのような世代がリセット云々を持てはやすのは、知的水準を疑われても仕方が無い。「テレビばかり見ていると頭が悪くなる」と叱っていた人たち自身が、テレビばかり見てアレな存在になってしまったという、イソップ寓話に出てきそうな話ではある。


リセットとかしがらみとさよなら云々ってのは、歴史の上でも独裁者がよく使ってきた言葉ではある。似たような話として2009年の総選挙でも使われた記憶がある。ちゃぶ台をひっくり返してそのままにして、自分の好き勝手なお絵描きを始める。そのためのきれいごとの言い回しが「リセット」に他ならない。リセットをしても良いのはかわいい猫様だけ。


そしてリセットのような、容易に日本語への置き換えができるにも関わらず、必要以上に外来語とかカタカナの言い回しが使われている場合、元々の言葉の内容を誤魔化したいのか、イメージを意図的に変えたいか、聞き手をけむに巻きたいかのいずれかだったりする。

なんだかよく分からない意味の英語をプリントしたTシャツを着てちょっとカッコよく思えたりするような。ルー大柴さんのあれは意図的に、芸としてやってるからむしろ洗練されて高みに上っているいるのだけどね。昨今のあれこれは、単なる詐欺師とかペテン師とか霊感商法とかマルチ商法のそれと変わりない。マニフェストとかが良い例だし、最近ではアウフヘーベンが好例だよね。

そのような言い回しを目にしたら、むしろ警戒するぐらいの心構えの方が、むしろ賢かったりするのだな。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年9月29日 07:59に書いた記事です。

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