電波オークション考えようか、というお話

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先日からちらほらとツイッター上に出ていた、電波オークションの導入検討話。ネタかなあ、とか思っていたけど、一応ソースが確認できたのでまとめとして。詳しくは記事などにある通り、公共の資産である電波を民間利益団体であるテレビ局が使うにあたり、国に支払っている電波使用の権利料に関して、携帯電話での権利料がべらぼうに高い...というか逆で、テレビ局の支払い料金が安すぎるぞ、ゴルァというもの。で、ならば価格を調整して平等にするとか、電波利用に関してオークション制度を導入して適正化を図ろうというもの。


ずらりと資料を並べたけど、実のところはオークションだけに絞ったわけではなく、電波利用料の体系にゆがみがあるようなので再設定しようとか、情報開示をもっと積極的にしようとかいう話。それに合わせて質問をしたところ、携帯電話のと比べると超安いよね、海外ではオークションでやってるよね、まぁ、そういう状況を鑑みた上で、色々考えよう。なにしろ電波は国民共有の財産だから、有効利用されるのが大事だよね、というところ。

「発信局数が携帯とテレビでは全然違うからこの料金で問題ない」との意見もあったけど、発信局を価格設定の根源とする事由は無いし、受信側の数とか帯域とか影響力とか色々と指標は想定しえるのに、なぜ発信局数で価格設定をせなあかんのよ、という感じ。

個人的にはオークションにしてもいいし、しなくてもいい。けれど、現行のテレビによる電波使用料が携帯と比べてけた違いに安いのは、やはり問題ではあるよな、と。今の2ケタぐらいに適正化した上で、オークション制を導入するか検討する、というプロセスが妥当ではないかな、と。

しかし今件、テレビ業界にとっては大きな話に違いないのに、ほとんど報じられていないのは、やはり話題になる事自体が不都合だという思惑があるのかしらね。

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このページは、不破雷蔵が2017年9月15日 07:38に書いた記事です。

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