「記者がハラスメントを受けている」と記者が主張するけれど

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「私達記者は正義、がんばる」と近しい属性のお話。意思疎通のハードルが思いっきり下がり、特定属性の人達からの一方的な情報発信と、多数の人の情報受信オンリーという環境は終わりをつげ、情報発信能力の差異はいまだに存在するけれど、誰もが不特定多数に向けた情報の発信を成せる時代となった。当然、これまでと異なる環境に戸惑い、不満を持つ人もいる。今件もそんな感じかなあ、というのが第一印象。

報道界隈に対し、確かに理不尽な、正当性のない嫌がらせを成すものもある(当方のサイト名の英語表記を検索すると、その類のが時折引っかかる)。でもそれも以前は電話なり手紙なりで成されてい部分もあるので、可視化されただけに過ぎない。ハードルが下がればやってくる量も増える。


で、大体指摘されている通り、今まで好き勝手に発信側の立場として「下々の者よ、ありがたく吾輩の情報を受け取るがよい」的な状態だったのが、その下々と認識していた人たちからツッコミやら修正要求やら事実指摘やらの反論意見具申進言などが寄せられるようになったため、それをハラスメントであると自称し、悪しきものだとラベル貼りすることで拒否を成し、引き続き自らの一方的・絶対的な情報発信者としての権威・地位を正当化しようとしているのが実情。

自身がハラスメントであると自称すれば、それはハラスメントであるというのなら。これまで報道によって受けた被害は、報道被害者もまた、報道によるハラスメントに他ならず、同様に保護される必要があり、報道は責を負わねばならないのだけど。なんだか例のヘイト問題と似たような感じもする。


公人による記者会見における、記者とは言い難い言動の繰り替えしに対し、あれこそを報道の正しい姿であるとする意見を成す報道関係者や有識者の姿もまた、今の報道や有識者の限界、品質を表していると言えるのだろう......あるいは単に可視化されただけで、これまでもそうだったに過ぎないのかもしれないけど。

一方的に理不尽な殴りつけを繰り返し、最近になって反撃を受けるようになったら「ハラスメントだ」と自己正当化をするのは、くだんのポリコレ周りと雰囲気は似ているし、悪用していた既得権益の可視化による自然な反応が生じただけと表現できるのではないかな。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年9月 3日 08:04に書いた記事です。

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