信用をぐるぐる回して巨大化する経営論と、緊縮財政と

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お金ってのは経済という体における血液とかエネルギーのようなもので、とにかくたくさんの量を絶え間なく回した方が体を維持発展できることに変わりはない。むやみやたらと投入すると体がパンクしちゃうけど、それを気にするような肥満体に陥る経営体はあまり見たことが無い。あるいは一個体で例えるから奇妙な感じがするのであり、種族とかDNAの散布という点で考えればよいのかもしれない......的な話を【アマゾンドットコムの売上推移などをグラフ化してみる】でも書いた。アマゾンが利益をもりもり貯めているのではなく、積極的に投資しまくる、というよりはむしろ投資のために利益を稼いでいるような姿勢なのは、その経営理念に沿ったものなのだろう。要は前に進むために、自分の行く先の道を創るために仕事をしている、と。

で、指摘の話はまさにその通りで、まずは信用そのものの構築と維持により、相応の借金ができる体質にしておく必要があるのだけど、それができれば借金を出してくれる側を自分のもう一つの財布のような状態にして、どんどん自分の体を大きくする、種を広げていくってのが、今のビジネスモデルの一様式なのかなあ、と。世界規模でビジネスができる界隈は特にそう。それぐらい大きなのりしろがあるのだから。

そしてもう一つ。指摘の後半部分にもある通り、緊縮財政の類は自分で血流を止める、食事を抑える、種を蒔くのを止めるようなもの。中にはうまくいく場合もあるけど、それは家計レベルでの小さな話とか、ごくごくまれに条件が良かった例でしかない。お金ってのはリソースで、リソースが多ければ多いほど色々な手立てを打てる。手立てが多ければ多いほど、可能性は増えるし成功確率もアップする。必ず成功するもののみに注力するって発想は、一見合理的に見えるけど、成功するか否かが分かるのは神でしかないって話が世の中ではほとんどだったりする。

その辺りを多くの人に理解してほしいものだけどねえ。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年8月 9日 08:02に書いた記事です。

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