真犯人こそが「犯人はあいつだ」と他人を指して注視をかわそうとする

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もとより米国発の「フェイクニュース」なる文言がこれだけ多用に使われるようになったのも、大統領選で印象操作やらフェイクニュースを流しまくっても思い通りにならなかった米報道界隈が、自分らの責をかわすために「ネットのニセニュースが世論を誘導した、大統領選挙がこんな結果になったのはそのニセニュースが悪い」と騒ぎ立て、そのアイコン的キーワードとして使ったのが始まり。

例でも挙げているけど、事の真相を知ってしまうと結構間抜けな話ではあるのだけど、真犯人が自らへの指摘を避けるために、第三者を犯人に仕立てる、注目をそらす対象とするってのは結構あるパターン。ドラマや漫画だけの話ではない。


先日の切り貼りによる大意を違えた情報の配信を良しとするハフィントンポストジャパンの話が好例。どこかで「報道」「ニュース」の本来の意義が放り投げられてしまっている。フェイクニュースがマスコミとイコールな状態になってしまっている。


フェイクニュースメーカーが「フェイクニュースは良くない」と喧伝する。はたから見れば非常に滑稽な話には違いない。ただ、自らの首を絞めるというけど、彼らに首はあるのだろうか、実はすでにゾンビ状態で、首を絞めても意味はないのではないのか、という思いもあったりする。


解釈が違うかもしれないけど、フェイクなニュース周りには非常によく合致したりする。そば事案(森友、加計)もフェイクニュースの好例だけど、その騒動で、フェイクな話が事実と思われることで、得をするのは誰だろう、という感じ。特に加計周りではその構造が非常によく分かる形となっているよね。

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このページは、不破雷蔵が2017年7月13日 07:57に書いた記事です。

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