電子書籍・雑誌が公開前にネットに流出しているという話

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物理媒体としての印刷物の雑誌や書籍は、正規発売日以前に市場流通してしまうことは多分にある。本屋さんなどに配本されても発売日までは店頭に並べてはダメってことになってるのだけど、時々お茶目なところが配本されたらすぐに販売してしまい、結果として「明日発売なのにもう買える」ってことになる。某ゲーム誌の事前情報がネットに流れて、情報解禁日前に色々とネタバレになってしまうってのは良くある話。手に取った人がその中身の話をどうするかってのは、正直善意に任せるしかない。公式なルートでお金を出して買ったものだからね。

ただ紙媒体でも、例えば印刷過程で印刷所の中の人がスマホで隠し撮りをしたりってケースもある。こちらは当然ダイナミックアウト。先のトーハンと文春周りの話と同じで、守秘義務やら就業における倫理上の問題が生じてくる。

そして今回の場合。デジタルである以上、間違った操作で早めに公開したのでない限り、早売りってことはありえない。ということは、制作・販売側の思惑に無いところで情報が漏れたことになる。公開後にアングラサイトでデータが流れていたのなら、単なるコピーとなるけど(その状況を肯定しているわけではないので、念のため)。

可能性としては「紙版の早売りを取得してスキャナで取り込んで電子版みたいにした」というのもあり得るのだけど、描き手本人が言及している以上、そのパターンは考えにくい。やはりデータレベルで作業工程のどこかでコピーした輩がいるのだろう。ハッキングをかまして、ということもありえるだろうけど。

いずれにせよ、これが生じている、確認されたってことは、そのルートを使っている他の電子版もまた、同様に流出している可能性は否定できない。しかもその流出分は、描き手や出版社には何の対価も発生しない。物理媒体と比べコピーがしやすいだけに、厄介さは大きなものとなる。

データ取り扱い上の「穴」を早いところ埋めて、その穴を開けた人物を特定しないと、被害は広がるばかりなんだろうな、これは。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年6月 8日 07:10に書いた記事です。

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