今度は「まじで2万円もらえた」なるスパムがツイッターで展開中

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現在Twitterで、「まじで2万円もらえたwww」という文章とともにURLをツイートさせられるスパムが拡散されています。さらにこのスパム、投稿させられた本人は自分のプロフィールページにスパムツイートが表示されず、タイムライン上でしか表示されないという声があがっていました。

以前は事件や事故、イベント的な出来事があった際に、その情景を示したようなサムネイル画像と、詳細はこちら的な記事向けのリンクをツイート内に収め、それを拡散させて問題のあるページ等に誘導する手法が流行っていて、その注意喚起も何度か行っている。最近は画像での釣りが周知されたこともあり、ちょいとしたネタ的ツイートでさくっと釣る方法が流行っているようだ......というよりは、イベント待ち&画像用意というプロセスが面倒くさいので、汎用的な釣りができるネタっぽいテキストのみのに仕様を変えたんではないかという感はある。自分が引っ掛ける側だったらどのように最適化・簡易化するかを考えれば、その結果しか出てこない。

今件は数年前まで流行っていた「事件やイベントの際に目に留まる写真と共に参照記事のように見えるリンクを張り誘導する方法」と基本的には同じものです。画像での釣りが知られるようになったため、文言のみに変えたものと思われます。


またテンプレートがあらかじめ用意されており、拡散用の文言と誘導先のリンク(圧縮前)を入力しツイートすることで、多様な文言でスパムツイートが流せる仕組みがあるようです。同様の形式では2月に「履くだけで1ヶ月で5キロ痩せた( ゚д゚ )これやばいw」なるものが広まったことで知られています。

なお最初のツイートをした人が犯人、またはそれに近い人であるのは間違いありませんが、今件はアカウントを乗っ取られた場合、同じスパムツイートを流す、つまり増殖する仕組みを有しているため、増殖をした後に犯人がトリガーのツイートを消すことで痕跡を消している可能性が多分にあります。


と解説コメントをしたけど、まさにこの通りで、その類のアプリなりツールが作られて配られているのか、あるいは組織内で作って運用しているのか。いずれにせよ、テキストとURLを入れ替えているだけで、スタイルは同じなんだよね。

そして今件のような話では尻尾をとらえにくいのも特徴の一つ。大元のツイート主が特定できないんだよね。恐らくは広まり始めたのを確認したら火付けのツイート自身は消しちゃうんじゃないかな。文言自身は毎回変わるので、検索してたどるのは困難だし......。

ともあれ、この類のお話はまだまだ定期的に出てきそうなので、注意を怠るべからず。

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このページは、不破雷蔵が2017年5月17日 07:08に書いた記事です。

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