技術革新で自動化・無人化されたものは基本的に人がやるべき仕事ではなくなっている

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技術ってのは基本的に人が楽をするために、怠けるために、良い表現にすると効率化を図ったりできないことができるようにするために行われる。【コンピュータの基礎概念に欠かせない存在、チャールズ・バベッジ氏と「ブレインズ-コンピュータに賭けた男たち-」】でも触れたチャールズ・バベッジ氏にしても、論理体系は頭の中にあるのに、当時の技術がそれに追いついておらず体現化できなかったまでの話。技術が進めば人がやっていたことがやらなくても良くなるし、それを利用してもっと先に進むことが可能となる。

見方を変えると技術の進歩で効率化・自動化・無人化した仕事ってのは、人が不必要となったものであるということにもなる。無論費用対効果の問題もあるので全部が全部ってわけじゃないし、精度の観点で完全な無人化・自動化ってのは不可能なものも多いけどね。

ゼロか1ではなく、汎用的な部分での話。文章書きにしても、いまだにペンや鉛筆で書くことも多いけど、昔のように原稿用紙にがりがりと書く人は少なくなったよね。レジ打ちの自動化が進んでいるけど、今のところレジ打ちの人がまったく不要になるってのはありえなさそう。でも将来に向けて、さらに需要が拡大するとは考えにくいよね。


技術が進めば人がやっていたことを代わりにやってくれるので、そこに従事した人は不必要になる。時の流れの中でそのような代替は絶え間なく行われたわけで、昨今ではそのスビートがこれまでと比べてやや速くなっているかなという気がする。

その時にしっかりと情報をアップデートして現状、そしてさらには未来に向けた判断ができるようにしないと、道を誤ってしまったり、多くの人の足を引っ張る形になるのだろうなあ......という話は先日の【ロートルの弊害と社会構造との関係】にもつながっているんじゃないかな。

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このページは、不破雷蔵が2017年4月13日 07:41に書いた記事です。

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