環境変化に気が付かず情報をアップデートせずに過去の経験だけで判断をすると、自分も周囲も不幸になる。そして正当な労働には正当な対価を

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環境ってのは常に変動しているから、それに合わせた対応をしないと、判断を誤ったり痛い目にあったりする。OSのアップデートが良い例で、新しいハッキング技術やウィルスが浸透しているのに、昔のままの状態だと、それに対応できなくなる。まさに進化論的なもので、環境に適応できないものは滅んでいくしかなく、適応するためには情報の更新が欠かせない。

労働環境周りで起きている現象はまさにそれかなあ、という気がする。求人倍率が1倍を切り、仕事先がなかなかなく、つらい環境でも辞めてしまうと新しい職につけるか分からないから、我慢せざるを得なくなる。そのような環境では雇う側は色々と無理難題を就業者側に与える事ができる。強い立場だったからね。

でも今はそのようなデフレ感覚からは脱却しつつあり、求人倍率も1倍を超え、働く側の売り手市場となっている。同じような対応をしていたら「んじゃ、他の場所にいくわ」と辞められてしまうし、そもそも新しく来る人などいない。

500円の価値がある物を「100円で買う」という人が現れても、無視するのが当然。「ずっと500円で買うよ」と正当な対価を払う人には、その物を売ろうとする人は集まる。100円で売るのは、買い手が他に誰もおらず、そのままでは廃棄処分しなければならない場合。閉店間際の総菜的な。今の企業は少なからずにおいて、通常時間に「閉店間際の半額セールの価格で売れ」と強要して、店側から首を横に振られ、「何で売ってくれないのだろうか」と不思議がっている状態なのだろう。直近の景気ウォッチャー調査でのコメントを見ても、そんな感を覚えた。


状況設定がいくぶん異なるけど、医療や介護も似たような問題かなあ、と。社会正義の名のもとに、従事者に苦役を積み増しして正当な報酬を支払わない体制を続けているのが現状。リソースを精神力と敬愛の心でどうにかしろってのは、戦前の精神力で何とかなる云々ってのと何ら変わりは無い。

「正当なリソースを投入するとなると、その分費用がかかるので、サービスを受給できなくなる人が出てくるかもしれないじゃないか。それは社会正義として正しくない」との意見があるかもしれない。ならば不当な低い対価で強制的にその事業に従事させる行動は社会正義として正しいのか否か。この辺りがぶん投げられている、無かった事にされてるんだよね。

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このページは、不破雷蔵が2017年4月13日 06:38に書いた記事です。

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