昔の残業と今の残業との違いの指摘になるほど感

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無論すべてがこの指摘の通りであるとは限らないのだけど、多分に納得できてしまった指摘。昔はプラスαのための、計画に上乗せするための残業だったのが、今ではマイナスをプラマイゼロにするための、計画未達を計画通りにするための残業であるとの話。これではモチベーションも違ってくるし、企業全体としての動向も別のものとなる。就業者の対価面だけで考えても、昔は定時帰社でも相応に生活できていて残業をすれば余裕がかなりできた、今は残業をしてその手当でなんとか生活...というパターンは少なくないってのも裏付けとなる。


この辺りの違いって、結局何が問題なのか。デフレだからとの結論で、それは確かに一理ある。そのまま普通の計画通りでは価値が下がってしまうので、価値を維持するためには計画以上のことを成し遂げる必要があり、それは結局マイナスからゼロに引き上げるための補完的な残業が必要になるわけだ。

ただ個人的には計画を立案する経営陣の能力不足が多分にあるのではないかなという気もする。現在の経団連などの経済界の重鎮の語りが多分に現状とかい離しているところを見ると、まったく的外れなものとも言い難いのだよね。昔の概念をそのまま固定化しているような。いわゆる老が、もとい「時代の流れによる環境変化に対応できない適応不全症候群」のような感じではある。

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このページは、不破雷蔵が2017年4月 6日 07:18に書いた記事です。

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