「雷の多い年は豊作」の理由を検証した高校生とその理論と

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池田さんは、校内にある実験用の放電装置で落雷と同様の状態を作り、カイワレダイコンの成長の様子を調べた。この結果、種子に50秒間放電してから育てると、放電しなかった種子に比べて成長が約2倍速かった。また、放電を5分間続けた水道水と、通常の水道水を使って栽培したカイワレダイコンの成長の違いをみたところ、放電した水で育てた方が通常の水に比べて芽の伸びが約2倍になった。


使った水を分析すると、放電した水は通常の水に比べ、窒素量が約1・5倍だった。窒素は肥料の3要素の一つとされることから、「放電で空気中の窒素が水に溶け込み、成長の違いに影響した」と結論づけた。


確かに雷が多いと作物が良く育つという話は聞いたことがあるけど、それが単なるネタ話では無く、裏付けのあるものとは......条件を同じようにして再現した上で成長ぶりが確かなことを確認してオシマイではなく、そこからさらに分析して窒素量の増減を確認し、それが成長のトリガーである事を突き止める。その上、放電しまくればよいってものではない点まで確認するのは、かなりイカすお話ではある。この理論なら放電すればするほど窒素量が増えてしまうので、過剰な窒素量はかえって作物の成長の足を引っ張るあたりが関係しているような。

あとは多様に条件を変えて試行錯誤する必要はあるけど、より有益な方法論への道が開かれた感は強い。


...という話をしていたら、シイタケではすでに放電周りで成長促進の実績があるとのこと。ただしこちらは窒素云々ではなく、電気的な刺激が作用するっぽいとの結論を見出している。こちらも窒素量を変えてみて検証すると面白い結果が出てくるかもしれない。

問題なのはこの仮説理論、つまり放電で空気中の窒素を水などに溶け込ませて植物に浸透させることで成長を促進させる、が正しいものとして、費用対効果の上で実用化できるか否か。雷の放電はタダだからコスト計算の必要はないけど、意図的に放電をさせるためには相応の設備と電力などのランニングコストが必要になるからね。まぁ、電力周りは太陽電池で何とかなる、のかな?

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このページは、不破雷蔵が2017年4月 2日 07:12に書いた記事です。

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