時間は買える。ある程度なら

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先日の【「工夫」とは「人・モノ・カネ・時間」のうち余裕のあるリソースから不足しているリソースへの振替】とも軸としては同じ、お金の概念の再確認が必要となるお話。「新社会人へのアドバイス」とあるけど、これは新社会人どころか子供のうちから概念として認識習得しておくべき内容。

お金ってのは多種多様なものに置換できる、リソースの総評指標みたいなもの。SFならばナノマテリアルみたいな感じで、なんにでも置換しうる。お金を積めばブラックジャックに執刀を頼むこともできるよね、的な。無論先日のたとえ(100日で1人がかけてできた仕事を、100人そろえたところで1日で出来るわけではない)でも触れたけど、お金でも乗り越えられない壁ってのはあるのだけど。

で、今件はお金という容易に指標化できるものと、時間とか労力という指標化し難いものを自分の判断の上で天秤にかけられるか否かということ。これができないと、ちょっとしたお金を表面上では節約したつもりでも、実のところは大損ぶっこいているなんてことになる。

内作は内作で、自前で製作できる経験とスキルを得る事ができるってメリットもあるけどね。それと外注できるか否かのリスクを回避できる。外注先が突然倒産したりとか、工程料金を2倍に引き上げるとかいう危険性は、内作なら起きえない。そこまで考えて、外注にするべきかいなかを判断するのならともかく、お金がかかるからやーめた、レベルでの判断では、お先真っ暗感は否めない。


「問題はカネで解決する」と書くとなんだかいやらしい、汚らしいようなイメージもあるけれど、それが正当な交渉の中で出てきたお金であり、出どころも違法・不法なものでなければ、正しい契約行為でしかないのだから、何の問題もない。アプリゲームでアイテムを課金で買うようなものだ。まさに時間のショートカットの対価としてお金を支払う。受け取った側は自分の技術や経験を消費し、その対価をいただく。それができる段階でなら、どしどしやっていくべき。

そうすることで色々な価値が評価され、生きながらえていく。そして世の中にお金も回っていくのだな。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2017年4月 1日 07:37に書いた記事です。

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