「隠蔽されていた」「公表されなかった」の類の情報は本当にそうだろうかという話

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結構な頻度で持ち上がる「●×は隠蔽されていた」「×■は伝えられていない」といった類の話。本当に非開示化されていた場合もあるのだけど、少なからずは「実は探せば容易に手に入る情報で、誰も気が付いていなかったりその情報に価値を見出す人がいなかった」というケースがあったりする。また、個々の情報がパーツ的なもので、それを組み合わせて初めて新たな事実が判明することもある。

報道される話にもこの類のは多い。ひた隠しにしているんじゃなくて、あんたらが見つけてないだけやん、みたいな。

類似ケースとしては「●×は教えないけど実は云々」というもの。これもバッシングのネタとしてよく使われるフレーズだけど、往々にして「貴方の実情、要望を相手がすべて知っているとは限らない」である結果だったりする。相手は貴方の望みと実情をすべて知り、最適解を即時に提案できる神的コンサルではない。超能力者で他人の考えている事や実情を瞬時に推し量れる能力を持っているわけでも無い。

また、親切心に状況を想定しアドバイスをするとなると、格差が確実に生じますので、立場の上ではそれは出来ない場合も多々ある。さらにそのような想定による助言を嫌う人も少なくない。ならばリスクを回避する観点と、有限なリソースの中で多くの人に対応する必要がある、求められていることを考えれば、容易に確認できる情報を基にした判断と対応に限った方が良いことになる。

加え。個人的感想としては「役所は教えないけれど云々」の類はその少なからずが、「実際にそれらの制度を申請したことはありますか?」とのツッコミ要件だったりする。制限が多々あり、気軽に享受できるものではないのだよね、あれって。だからこそ、それ専用の書士がいるぐらい。


たとえばこんなものもある。情報のトリガー集みたいなものだけど、必要な人は知っておくと随分と楽になる。けど、得になりうる人全員に向けて直接アプローチするわけにもいかない。だから場所を定めて逐次配置して、必要な人はチェックしてね、のスタイルをとるのが一番効率的かつ能率の良い話となる。それともアレかな。毎日自宅のポストがダイレクトメールで埋まるような状況をお望みなのかな、ということだな。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2017年3月28日 07:52に書いた記事です。

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