「認知症なら、運転免許は即返納ですか」という疑問に疑問

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JDWGの提案では、社会の安全を守ることを心から願っており、危険を冒し、何が何でも運転を続けたいわけではないとしつつ、当事者を交えて議論し、現実的な方策を一緒に作ることを求めた。


また、認知症を一括りにして、免許返納を促すのは、時代の流れに逆行していると指摘。「認知症の人が認知症とともによりよく生きていくことができるよう、環境整備を行っていく」という新オレンジプランの方針に沿って、運転対策も進めることを要望した。


一読すると社会正義に基づき正しいことを言っているように見えるのだけど、よく考えてみると「正しいように思えることだったら実態はどうだってかまわない」的な雰囲気が強く感じられる。PC棒の振り回し的な感。

要は「認知症の人から自動車免許を取り上げるのはかわいそう。それは現実的ではない」とのことだけど。今件では認知機能検査でチェックが入ったら各種精査を受け、免許取得資格に合致しなければ取り上げられるとのことであるので、話の焦点がずれている。認知症であろうと他の病気であろうと、自動車の運転技能的に問題があれば、免許の取得継続は宜しくない。数が増えてきてチェック機構で精査しきれない状態となっているので、精査を厳しくできるように仕組みを整えているだけの話。そもそも「まだ十分安全に運転できる人にも大きな不利益が生じ」とあるけど、「まだ十分安全に運転できる」か否かの判断をするための試験やさまざま検査であるのにね。


結局これが結論。認知症であろうと他の病気であろうと、対応は原則から変わらない。可愛そうだから、対象者が少なくないからということでお目こぼしをするのでは、その線引きはどこにあるのか、ということになる。

結局これも「弱者だから社会的に配慮してもらうべきだ」というポリティカル・コレクトネスを濫用しようとしている手口なんだろうな。

            

コメント(1)

例えばですよ、認知機能に問題がある人が教習所の卒検を受けて卒業できるかって言うと卒業できないと思うんですね。
免許を取得する試験に受からないような人が、これまで免許を持っていたのだから運転してもよいと言う理屈で運転してもらっては周りが迷惑というか危険にさらされるわけですよ。
その人な生活が不便なことと周囲に取り返しのつかない被害を与える危険があるという話は切り分けて考えるべきです。

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このページは、不破雷蔵が2017年3月16日 07:09に書いた記事です。

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