別の視点から見た日本国債の保有者比率(2016年Q4まで)

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↑ 国債等の保有者内訳(比率)(一部)(国庫短期証券+国債・財融債) (参考図表より)
↑ 国債等の保有者内訳(比率)(一部)(国庫短期証券+国債・財融債) (参考図表より)

↑ 国債等の保有者内訳(兆円)(一部)(国庫短期証券+国債・財融債) (参考図表より)
↑ 国債等の保有者内訳(兆円)(一部)(国庫短期証券+国債・財融債) (参考図表より)


先に本家サイトで内容の更新をした【日本の国債の保有者内訳をグラフ化してみる】。記事作成の際に使ったデータ「主要部門・取引項目残高表」と同じタイミングで、日銀では関連情報の参考図表を公開している。その図表の中には国債関連のデータもあり、国債・財融債に国庫短期証券(償還期間が1年未満の短期債権)を含めた場合の保有者内訳や額面状況を公開している。

......のだけど。今回の更新タイミングから、日銀の該当項目での公開情報が大幅に簡略化。説明によると「業務効率化の観点から、利用ニーズやデータの代替性などを踏まえて」ということなんだけど、いきなり本家記事で参照していたデータが全部公開中止になったのにはアゴが地面に落ちるまで外れまくった。一次データを探して色々と精査し、これまでのデータとつき合わせて何とか整合性をとったけど、一部項目の簡略化の措置を取らなければならなくなった。残念。

で、こちらのオマケ的な参考図表の方はなぜかそのまま残っていた。ので、引き続きこちらは覚え書きを継続。

状況としては中央銀行つまり日銀と、海外の動向2つをチェックしていけばいいかなあ、と。まぁ、公的年金はオマケ。日銀は2014年第1四半期で最大シェアの座を占めて話題に登ったけど、それ以降もシェアを高めている。「異次元緩和」で国債購入を積極的に行った結果が表れている次第。2015年第1四半期には1/4を超え、さらに増加中。単独で3割を超える形になった。とはいえ、日銀に関しては【再び確認、日銀の動向と日本の国債と】などにもある通り、利益は必要経費や税金などを除いた剰余金は国庫に納付されるし、配当金のうち55%も政府に戻る。インチキ技に見えるかもしれないけれど、世の中の仕組みってのは大抵はそういうもの。

政治と財務関連は、昨今では報道のみを鵜呑みにすると痛い目にあうことが多くなってきた(書き手のスキルがアレなのか、報道側の思惑・意図が強く出るようになったのか、それとも元からなのか......。危機感を煽った方が生物学、心理学の上では注目を集めるわけだからね)こともあり、一次ソースを当たるクセをつけねばな、と思う今日この頃。

それにしても今四半期は前四半期と比べて総額が減っているのだけど、普段から国債発行総額でお騒ぎになっている界隈が静かなのはなんでだろうね。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年3月18日 12:36に書いた記事です。

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