「若年層は自殺が死因のトップ」のイメージと実態

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先のプレミアムフライデーに絡んで、日本では若年層の死因のトップが自殺だからダメなんだ云々という話があり。いつもの事で社会がダメ、日本がダメ論者が騒いでいるなという感想と共に、ふと気になることが。自分自身も含めこの話に関して、「若年層の死因トップは自殺。中堅層以降よりも高率」というイメージがあるけど、それって本当なのかな? トップであるってことと、他の年齢階層よりも高い値ってのは別物で、もしかしてがんのお話のようにイメージと実情は別物では......という疑問が沸き上がり。ちょいと厚生労働省の人口動態調査の結果から精査をしてみた次第。


で、結論としては「若年層の死因トップが自殺」は事実だけど、イメージとしての「若年層の死因としての自殺率は、中堅層以降よりも高い」は間違い。むしろ「中堅層と変わらない、むしろやや低い」のが実情だった次第。つまり他の死因の率が低いので、相対的に上がっているのが実情。


経年動向を合わせ見ると、昔と比べては減っている、景況感に大きく左右される、昔と今とでは原因と思われる要素に変化が生じている(当人に実情を尋ねるわけにはいかないし)など、色々なことが改めて浮かび上がってくる。まぁ、今件に関しては詳しい資料や白書が厚労省、警察庁、内閣府などから定期的に刊行されてるし、詳しく分析されている方も多数おられるので、当方としてはこの程度で。

「若年層で自殺が死因がトップなのは、他の病因による死亡率が他年齢階層より低いため。死因率そのものが他年齢階層より高いわけでは無い」が分かっただけでも良しとしよう。


関連の話として。これは4年前の記事だけど、この時から状況は何も変わっていないのだよね。困ったものだという感じ。10代前半の増加傾向も、あるいはこれが一因じゃないのかな......という感はあるのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2017年2月25日 07:05に書いた記事です。

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