しっかりとした設定はそこかしこでなるほど感を覚えさせる

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当方が4コマ漫画をはじめ、漫画やアニメで設定を重視し、設定がよく作りこまれている、考えられた上で作られた作品を好むのは、これが理由の一つだったりする。しっかりとした設定、世界観、舞台背景などを構築し、その上でその世界の一部を切り抜く形で作られた作品は、その描かれた場面を通して奥のさまざまな事柄かすっとすけて見えてくる。不自然な部分が無く、違和感を覚えずに読み通すことができる。

しかしそうでないものは、目を通した時に何らかの違和感が生じて脳内に疑問符が浮かび、話の流れがそこですっ、と止まってしまい興ざめしてしまう。舞台劇で書き割りの裏側が見えたり、裏方の姿を目に留めてしまった時のような興ざめ感。

例えば1つの部屋の中だけで話が進む物語だったとしても、その部屋のある家全体、さらにはその家周辺の街の様子、その家がある世界の様相までしっかりと設定した上で書き連らねれば、作品の端々に見える雰囲気から、部屋の壁の向こうの息遣いを感じ、自然な様相を覚えさせる。


一例として「けものフレンズ」。実は深い考えはありませんでした、的な暴露を後にスタッフ側からされてしまったらみもふたもないのだけど(笑)、少なくとも現状の限りではそのような薄っぺらいものでは無いような感はある。受け取る側が気が付いてくれなくても良いけれど、しっかりと作りこむことで、作品に厚みが生じ、気が付いた時には感慨深さを覚えるし、気が付かなくても何となく不自然さ、違和感を覚えないで作品に吸い込まれていく。

創生物の魅力の一つって、その「見えないかもしれない部分までしっかりと手を抜かずに作りこむ」ところにあるんじゃないかな。

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このページは、不破雷蔵が2017年2月20日 06:54に書いた記事です。

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