中庸派はさほど変わらず、民主党派から共和党派にシフトした米国世論

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米大統領選挙を終えて、その前後の民間調査会社の調査結果をいくつか洗い直し、それと共に逐次関連する新規調査の内容にも目を通す昨今。ギャラップ社が定点観測的に行い、年単位での集計をしている、米国の州単位での民主党・共和党の支持動向を記した表が公開され、ああなるほど感を覚えた。

オバマ治世は2009年から2016年(2017年もちょっぴりだけど事実上無視して良い)。その間に、中庸派の州数に大きな変化はないのだけど、少しずつ民主党支持者が多い州が減り、共和党支持者が多い州が増えていくのが分かる。Democraticは民主党、Republicanは共和党、Solidは強い(10ポイント以上の差)、Leanは弱い(5-9ポイントまでの差)、Competitiveは中庸(5ポイント未満の差)。該当州の回答者数を見極め、どれぐらい片寄っているかで判断をしている。

オバマ治世の間に民主党支持者が減り、共和党支持者が増えていくようすが良く分かる。


ギャラップのデータベースにアクセスできる登録をすれば詳細値の経年変化も取得できるのだけど、それは一般公開されていないのでパスをするとして。州数そのものではオバマ治世の間に共和党・民主党の立ち位置が逆転したけれど、州の人口では民主党支持州が多いため、総人口数では幾分民主党が優位という微妙な状況。ただこのギャラップ社の調査結果は、先の大統領選の実情とズバリ合致するので、妙に納得がいく。実際には選挙前後で問題視されている、トランプ氏や共和党を支持すると社会的に批判される、実力行使を受けるリスクを考慮し、本心とは別の回答をしている可能性はゼロではないので、2016年の値はもうちょっと共和党寄りになっているのかもしれない。

そして2016年時点の支持動向を州別に仕切り分けした地図で見ると、大統領選の結果の州分布と似通っており、見事に共和党が地方、民主党が都心部であるのが分かる。両党がそれぞれ保守・リベラルを信奉しているのと合わせ、色々と考えさせられる話に違いない。今の米国は保守の時代、というよりは地方の時代、とでも考えればよいのかな、という気はする。いや、両者はあるいはイコールに近いのかもしれないけど。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年2月 2日 07:54に書いた記事です。

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