非常用の場所を自分の車などでふさぐという行為

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時折伝えられるニュースとして、非常階段が荷物でふさがれていてドアが開かず、火災が発生しても逃げられなかった的な話が伝えられることがある。「そんなトラブルは起きるはずがないだろうから」と予備のために確保しておいたルートやスペースを使ってしまうと、いざという時に対応できなくなって、悲劇が起きる。

それを防ぐために、各種法律でそのような場所は必ず確保するように決められている。先日100均ショップ周りをした時も、入り口の一定エリアがコーンなどでブロックされて立ち入り禁止措置が取られていたので「自転車置き場が狭くなって不便だな」と思った次の瞬間、その部分が非常口の延長上にあることに気が付き、なるほど感を覚えたのを思い出す。

確かにそのような場所は意図的にスペースが開けられているので、その理由を知らない、あるいは知っていても「大丈夫だろう」と軽く思う人にとっては、有益なスペースに違いない。怒鳴る事はせず、単なる敷地内だとしても、さくっと警察に通報してお引き取りいただくのがベストかな、という感はある(もっとも、すぐにその場から移動してもらう必要があることに違いは無いのだけど)。


今件は緊急車両用の移動ルート確保のためのお話だけど、それに限らず、もしもの時のための余裕をとってある場所は、どこにでもさりげに存在していたりする。点字ブロックの上に自転車を置いてはいけませんという告知とか、消火栓があるのでこのエリアは駐車禁止とかも良い例かな。「こういう話は滅多に起きない」は100%起きないとは言い切れないし、「何かあったらすぐに対応するから」は100%すぐに対応できるとは言い切れない。


個人的には日本でも同じ対応をしても問題は無いと思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2017年1月17日 07:21に書いた記事です。

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