「デジタルデバイド」は「意欲デバイド」ではないのだろうか

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「デジタルデバイド」なる言葉がある。これはデジタル系のツール、特にインターネットを使っている人と使っていない人との間に、大きな情報格差が生じるというもの。実のところはデジタル系ツールを使っている人の間にも結構格差が生じているし、今では端末種類さえ問わなければネットにアクセスしない人の方が問題視される状況となっているので(それこそ自販機や改札の使い方を知らないようなもの)、あまりこの言葉は使われなくなっている。

で、このデジタルデバイドってのは多分に年齢階層のギャップに近しいとの認識もあったのだけど。この指摘で結構ハッとさせられるところがあった。高齢層でもパソコンやタブレット、スマホをバリバリ使いこなす人も多いし、若年層でもネットはダメって人もいる。スマホはさくさく使いこなすけど、パソコンがダメでインターネットもほとんど使えないというケースもある。

要はインターネットにしてもスマートフォンにしても、情報を利用する、検索する、自分のしたいことに役立てるための道具でしかなく、その道具の使いやすさや能力がこれまでの普通の道具(百科事典とか図書館とか電卓とか)とけた違いであるだけのことなのかもしれない。

つまり、どれだけスマホやパソコンを普及させようとしても、デジタルデバイド......というか、その真相として存在する情報デバイドの類は存在する。デジタル系ツールは、それを顕著化し、二極化させる一つの環境でしかないということになる。

無論、「情報デバイド」に関してはインフラやコストのハードルもある。ネット接続料が毎月数万円、ハード本体も数十万円するような時代なら、情報にあくなき探求心を持っている人でも、その探求心を用いて情報の精査を成すのは難しいだろう。そのような人には環境の整備や利用ハードルを下げる事には大いに意義がある。

ただ、それ以上の効果を望むのは指摘の通り難しいのだろう。ツールを使える環境が整備されていても、使う気質、意欲の無い人は使わない。便宜性に気が付いて、気質が変わる人もいるだろうけど、それはどれだけの確率なのだろうか。色々と考えるべきことは多い。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年12月27日 07:54に書いた記事です。

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