例のお地蔵様などが他国からの入国者によって破壊された件で

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ここしばらく注目されていた、宗教的な造形物、例えばお地蔵様への破壊活動に関して、先日隣国からの入国者が破壊していたことが明らかになり、該当者が逮捕された件。国籍などに関して揶揄する、指摘する声も多いけど、例え自国の人が犯人でも同じような憤りの想いは多分に生じたに違いなく。

この辺りの心境についてぼんやりとしたものがあったのだけど、大よそこれに近いかなという指摘が上に挙げたもの。無論確率論で、日本人であろうと他国で神聖なものにやらかす人が皆無ってことはないけど(落書き事案とかね)、意図的な反復活動の類はあまり聞かない。まぁこれは日本人に限らず、大よその宗教観念や信仰を有しているものなら誰しも同じような考えだけど(ただし反する宗教への破壊衝動は大きなものとなる場合も多々ある。他への尊重よりも、自身が信じるものへの崇拝が上回ってしまう)。

詳しいことはよく分からないけど、なんか尊いから拝んでおこう、頭を下げておこう、手を合わせておこうってのは、よくわかる。当方もよくやってしまうんだよね。身近にいる、なんか神々しいもの。それに気が付いた時には、とりあえず感謝の気持ちを表す。まぁ、元々八百万神(やおよろずのかみ)なんていう概念もあるぐらいだし。


この辺りの考えは、指摘の通り自然信仰がベースとなっているのかなあ、という感はある。それだけ自然に恵まれていた、同時に厳しい自然と対峙してきた証拠なのかもしれない。


......と考えると、漫画やアニメなどの元ネタとなった場所が「聖地」扱いされるのも、妙に納得がいくというか道理が通る。信仰の源となる拠点としての自然や地形、建造物。信奉している対象がリアルな形で存在する。偶像崇拝というと行き過ぎかもしれないけど、それに近いものはあるのかな。

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このページは、不破雷蔵が2016年12月12日 07:53に書いた記事です。

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