戦時中に窓ガラスにバツ印などのテープが貼られている理由

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実のところ実物を見たことはないのだけど、漫画や映画などの描写で、戦中の住宅などの窓ガラスに、ガムテープのようなものでバッテン印の貼りものがされているところはよく見たことがある。台風がやってくる時に、窓に木材をバツ印に打ち付ける描写と同じように、風などで飛ばされないように強度をアップするためのものかなと思っていたのだけど。

お話によると、窓ガラスが割れないようにするのではなく、割れても被害を最小にするためのものだそうな。ああ、なるほど。

針金が内部に入った強化ガラスも似たような発想によるものだろうけど、あれはガラスそのものの強度もアップされ、割れないようにする効果すらも期待できる。けどこちらはガラスそのものの強度のアップまでは難しいかな......と。まぁ、紙テープなら比較的容易に準備できるし、ハードルの低い防災対策には違いない。

それと指摘もされているけど、一度貼りつけると剥がすのが結構面倒になることも。戦後に至ってもそのままにしている場の写真も、探せば結構あるかもしれない。今はさすがに......半世紀以上も経過していると現存は難しいかな。

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このページは、不破雷蔵が2016年12月 5日 06:47に書いた記事です。

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