DeNAのキュレーションサイトの騒動からの盗用サイトとネイバーまとめと

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先日のDeNA運営による「キュレーションサイト」による医療方面の記事のぐだぐださの相次ぐ告発をきっかけに、その内容に関する医療方面の法的な問題だけでなく、コンテンツの盗取などの倫理的、さらには法的問題を受け、自称キュレーションサイトに関わる問題が一気に表面化した件。写真やオリジナルの絵のような一次性の主張が容易なコンテンツの盗用に関しては以前から積極的な動きが出ていて、その話がいくつかソーシャルメディアにも挙がってきた。

ネイバーまとめのタチの悪さは以前からも指摘した通りではあるのだけど、コンテンツの一次所有者であり盗用の削除を申請しようとすると、個人情報を全部開示せよとか多種多様なリソースの浪費を強要するという、どちらが加害者なのか被害者なのかよく分からない状態においやられて、大抵はギブアップさせられてしまう。

ただ今件の場合、ネイバーまとめがパクリライターに責を負わせて知らんぷりとの話もあるけれど、登録制で契約をした上で支払いが成されている以上、ネイバー側が責任を全く負わない状況は考えにくいかな、というのが個人的感想。見方を変えれば、報酬などのやり取りが無ければ、個々投稿者の責でネイバーにはほとんど責任は生じないという言い分はある程度通る。それなりの管理運営体制を敷いていれば「がんばってやってるから」で言い逃れができる。

こうした流れを受け、内容を再確認するためリクルートでも運営しているグルメや美容などの情報サイト「ギャザリー」で健康に関する約1万6000の記事を一旦非公開にした。


また「Spotlight」や「by.S」を運営するサイバーエージェントでも、医療や健康に関する一部の記事の掲載を一旦停止し、情報の確認作業をすすめているという。


DeNAが運営している自称キュレーションサイトの運営をひとまず止めたことで、同様の所業をしていた他社のサイトも似たような対応を示し始めた。個人的な感想としては「のど元過ぎれば熱さを忘れ」的な状態待ちで、数か月もすれば似たようなことをはじめるのではないかなと思っているのだけど。


一連の「キュレーション」サイトとの言い回しにはこんな意見もある。まぁ、元々のキュレーションなる言葉が随分とけがれてしまったのは否定できない。「バイラルメディア」と合わせ、IT系の意識チャラい系が悪用して、言葉のイメージを削り取りつつ、コンテンツの搾取盗用をして懐を温めた結果が今なような気がする(次は「ネイティブ広告」かなあ、と)。

で、この動向に合わせ、本丸的な存在ともいえるネイバーまとめが、たまたまこの時期に利用者の表彰式的なイベントを開催する予定だったことから、それに合わせて施策の「改善」を打ち出したとのことなんだけど......。


まぁ、大よそツイートで語っている通り。当事者の言及は何かすごいことを言っているようで中身は何もなく、施策そのものも状況の本質をまったくとらえずにそれっぽい作りを見せているだけ。金銭対価が発生している以上、責任は無い云々ってのは通らない(無料提供ですら一定の責任は発生するのに。飼い犬が市民を襲って飼い主が「うちは関係ない」と言及しているようなもの)。

一番良いのは対価支払いの停止(金銭・非金銭を問わず)。これでネイバーまとめの主張はほぼ通ることになる。もちろんこれまで以上の管理体制の強化は必要だけどね。それができるかな。

加え。このネイバーまとめの「施策」の発表が周知され始めた事を受け、直接に関係を有しているIT系の発言力のある方、そして色々と「影響」を受けている方々の反応を待ちたいところ。内容に対する反応、言及内容は多分に、コンテンツにどのような意識を持っているかを示す試金石となるに違いない。

            

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年12月 6日 07:49に書いた記事です。

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