18歳と19歳が投票できなかった、その理由

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総務省は27日、18~20歳を対象に行った「18歳選挙権に関する意識調査」の結果を発表した。7月の参院選に行かなかった理由は、「今住んでいる市区町村で投票できなかった」が2割以上で最も多かった。進学や就職などに伴って住民票を移さないことなどが、投票行動に影響した可能性が浮かび上がった。

今年の夏に行われた参議院選挙で、日本の選挙としては初めて18歳・19歳も選挙権を得られたわけで、結構高い投票率を確認できたわけだけど、それでもまだ十分な値ではないということで、総務省がインターネットによる調査を行った結果を昨日発表していた。気が付かなかったな、これ。

インターネットによる調査なのでデジタルデバイドが心配、との声もあったけど、この年齢階層ならばその心配はほとんどないと考えて良い。むしろ今件記事のタイトルに問題があって、このままでは「20歳以下全体の2割」に読めるけど、実際にはそのうち投票に行かなかった人の2割なんだよね、住民票が原因だったのは。しかも複数回答のうちの一つとしての話。住民票が移してなくても、住民票のある元に行けば投票はできたのだから。


で、その詳細が分かる一次ソースはこちら......ということで中身を色々と見てみると、確かに18歳はまだ高校生であるケースもありうるので「住民票が云々」ってのは低め、19歳は大学生の可能性が多々あるので高め、20歳になると指摘されている通り成人になっているので色々と手続きを終えて移転している場合もあるのでやや下がるという結果が出て、大よそ推定の通りの結果。

いずれにしても住民票移転の問題は小さからぬ要因で改善の余地はあるけれど、だからといってそれだけが原因ではないこともまた事実。

政府関連の委員会動向を見ていると、どうも成人年齢を18歳に引き上げる話は案外早めに決定が下されそうで(有識者会議などの開催頻度が並みのレベルじゃないんだよね)、すでに一部の世論調査ではこれまで20歳以上の仕切り分けだったのが18歳以上に切り替えられている。今後は住民票関連の問題解決策にも焦点が当てられてくるのではないかな。それだけが投票率を押し下げている原因ではないので、それ以外の、投票率を上げるための施策も検証されるだろうけど。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年12月29日 06:58に書いた記事です。

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