知らない人から食べ物をもらい、それを口にするという行為

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先日までのハロウィンで色々と物議をかもしている中で、ちょっと気になったお話。まぁ、ここ数年急に騒ぎが大きくなったり、いかにも流行り方があからさまな気配がする云々ってのはさておくとして。

ハロウィンの催し物の一環として、お菓子などの食べ物の受け渡しが行われることがある。本来はかぼちゃのランタンなどが付いている=イベント参加の準備ができてる印のある家に訪問し、「いたずらかお菓子か」の合言葉を語った子供に、お菓子を差し上げるというもので、訪問する界隈は近所の顔見知りに限定されるというもの。

ところがこの辺りが多分にふっとばされて、一部分だけが強調される形となり、指摘の通り誰からを問わず、知らない人から何の裏付けも無く、食べ物を提供されてそれを口にすることが、どれだけ怖いことかってのは、再確認しておくべき話。

商業店舗での買い物とか、お祭りでの屋台の場合は、相応に裏付けがなされているし、万一やらかしでもしようものならすぐに追及が及ぶことになる。しかしイベントで、知らない相手から受け取ったものは、万一何かあっても追及は難しい。どこかが主催した集まりではないのだし、責任はだれも取れない。


コミケのような即売会、頒布会では、ファンの人がお菓子などを差し入れに持ってきてくれることがある。そのような場所における鉄則は大体指摘されている通り。手作りはうれしいけれどリスクを考えれば口にはできない。知らない人からのものは受け取れない。相手が善意を持っているかは誰も保証できない。


グリコ・森永事件は今でも検索すればその時の状況は容易に調べられるし、ちょっと古い漫画ならそれ自身やそれに関連した話も良く出てくる。またそれに限らず、食品への故意的な異物混入事件は毎年何件も伝えられている。報じられないものも合わせればもっとあるのだろう。自分が善意の人であると自覚しても、相手もすべて同じ善意を有しているとは限らない。


個袋分けされたお菓子も最近増えている。先日のココナッツサブレの小分けパッケージも同じようなもの。あれならば実商品で変な手を加えていないことが分かるので色々と助かるけれど、すぐに対応できる姿勢もしておきたい...ってあれか。異物混入云々ではなく、これはアレルギー周りの話かな。

これらの話。シンプルに説明すると、アイドルに郵送されてくる食品、例えばバレンタインデーのチョコレートと同じようなものだと思えば良いのだね。確証性の持てないものは口にしない。これが原則。

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このページは、不破雷蔵が2016年11月 1日 07:09に書いた記事です。

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