ネット接続型の家電へハッキングされる事案、一番簡単な対策法は

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先日【ネット接続できるテレビにもハッキングのリスクが生じる時代】で言及した、IoTスタイルの家電へのハッキングの話。現状はDDos攻撃の踏み台にするとか、画面出力型の家電に「お金払わないと映らないようにしちゃうぞ」程度の話だけど、テレビの普及率を考えれば今後さらに悪質な事例が出てくるのは容易に想像ができるし、指摘されているように家電のタイプまで見極めて嫌がらせの類も複雑化してくる可能性はゼロとはいえない。というか、数年前まで家庭用テレビにハッキングして恐喝するって状況は、単なるSFのレベルでしかなかったのだから、「そんなことあるわけないじゃん」とも言い切れない。

この辺りの話は士郎正宗センセだったかな? も語ってた気がする。情報を自在にコントロールできるということは、その情報を用いているありとあらゆる生活様式に影響を与えることができるのを意味するのだね。

で、結局のところ、ネットに接続し、外部の情報を取得できるような環境にあれば、そのような問題に抵触してしまう可能性はゼロとはいえない。まぁ、例えば英語を知らない人に英語で命令してもいうことを聞かないのと同じで、ネット上の不必要な情報を認識しないような仕組みになってればよいのだけど。

一番の安全策は、非スマート型の家電を利用すること。シンプルイズベスト。ネット接続型家電は何かと便利......と思うのだけど、それが元々の家電を利用する際に必要か否かと考えれば、首をかしげるものも少なくない。テレビに限れば現状では結構便利になっているので、あった方が良いのかもという状況になりつつあるけど、それ以外はぶっちゃけ不必要。テレビにしても、もう数年経てばネットとごっちゃになって、ならば最初からインターネットにアクセスできるパソコンでいいじゃんってことになり、テレビ自身が要らなくなる、かもね。

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このページは、不破雷蔵が2016年11月 1日 06:51に書いた記事です。

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