ネット接続できるテレビにもハッキングのリスクが生じる時代

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インターネットへの接続機能を持つ市販の「スマートテレビ」の画面を停止させ、不正に金銭を要求する脅迫文を表示させる新種のウイルスが、日本国内で今年に入り、300件以上検出され、複数の感染被害も出ていることが28日、分かった。これまで家庭ではパソコンが主な標的だったサイバー攻撃が、IoT(モノのインターネット)の導入が進む家電にも及んだことになり、関係者は注意を呼びかけている。

本家サイト上で現在解説記事を展開中の「通信利用動向調査」でも、インターネットに接続できる機能を持つテレビ、スマートテレビの普及が結構進んでいたり、そのテレビを使ってインターネット機能を色々とたしなんでいる人が多分にいることを知り、意外感を覚えていた矢先のお話。そういや某パソコンショップでも、テレビとパソコンを一体化した(某シャープのファミコンとの一体型のアレを思い起こさせる)パソコンテレビ的なものがずらりと並んでいたので、相応に需要はあるとは思っていたし、同時にネット関連のリスクはどうなるのかなとも考えてはいたけれど。

ネットにアクセスできるとなれば、当然悪い人たちの魔の手も伸びてくる。しかもネット関連のセキュリティに対する経験、知識量はパソコンなどを扱う人と比べると多分に少なく、わなにひっかかる人も多い。

元記事には具体的なウィルスの所業が説明されているけど、仕組みはパソコン向けのとほぼ同じ。ただ、操作しているのがテレビなだけに、より未来的、良く分からない相手から攻撃を受けた感は強い。「知らない人から操作を受けて脅迫された。いうことを聞かないとテレビが使えなくなる」なんて、ちょっと昔のSFみたいな状況が、リアルで生じていることになる。

無論、公的な場所に限定してアクセスし、お痛をしなければこの類の話はほとんど心配いらないのだけど、スマートテレビのネット機能を用いてゲームや音楽をダウンロードするケースは結構増えているし、今後もこの類の話は増えてくるのではないかな。少し前に問題視された、LINEの「ちょっといいですか、手伝ってくれませんか」で注目された、プリペイドカードを用いた事実上の送金にもあるように、お金のやり取りも随分とハードルが下がったからねえ......。

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このページは、不破雷蔵が2016年10月31日 07:03に書いた記事です。

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