38度以上の熱を出して解熱剤と吐き気・下痢止めを飲みながら仕事に立って自慢するのは褒められるような話じゃない

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先日の年金制度改正に関わる委員会の中で、某党の議員が「自分は朝から医務室に行った。熱は38度以上あるし、解熱剤も吐き気止めも下痢止めも飲んだ。先日は点滴も打った」と自慢をしながら議論をする場面があった。動画もいくつか挙がっているけど、権利問題を考慮してあえて引用はさしひかえておくけどね。

自分は病気だから、持病があるから云々ってのは、歳を取った人たちの懇談会での「三つの持ちネタ」程度にとどめるべきで(残りの二つは「自分のかわいい孫」「自分が獲得した勲章、功績」)、仕事中に自慢のために語るような内容ではない。ましてやそれを武器に相手を叩いて良いはずがない。

先日風邪薬のCM周りでも言及したけど、感染する可能性がある病気を発症したまま多数が集まる職場に足を運ぶのは、その病気を他の人たちに移す可能性を多分に秘めている。つまり生物兵器的な、忌むべき存在に違いない。それでいて自分はこんなに大変なのに出席しているからえらいので見て見て、そして言うこと聞いて的なドヤ顔をするのは、犯罪行為にも等しい。ましてや国の中枢である国会でそれを行い、自慢するのは非常識以外の何物でもない。

「俺様病気だけど無理して出てるんだぜ」的な主張。これはようやく沈静化した、先日の麻疹騒動における「それっぽい症状してるけど無理してコンサートいってきた」よりタチが悪い。ブラック企業的な行動性向そのもので、多くの人たちの見本となる議員先生様がやってよいことでは決してない。

......まぁ、そのレベルの常識が理解できるようなら、そもそもあのような立場にはいないのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2016年11月27日 07:12に書いた記事です。

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