「適当」のことばの意味と年齢の仕切り分けと

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数字の多くは国立社会保障・人口問題研究所が2016年9月に発表した「出生動向基本調査」によります。独身者が独身に留まっている理由に関して、18~24歳と25~34歳の2区分のみの公開ですので、反応が「くっきり分かれる」のもある意味当然です。


女性の24歳までの層では「仕事(学業)にうちこみたい」は年々確実に増加しており、これは女性の社会進出の結果とも受け止められます。同時に「自由や気楽さを失いたくない」が減っているのもその裏付けになります。

他方25歳以上では男女とも「適当な相手にめぐり会わない」がトップですが、単純に妥当線を意味する「適当」なのか、高い理想を求めた上でその理想に近しい意味を持つ「適切」も兼ねた「適当」なのかまでは判断できず(要は理想が高いのが遠因なのか否か)、解釈は難しいところです。

なお絶対値は低いものの「異性とうまく付き合えない」が継続上昇中なのも要注意です。


先日から本家サイトで逐次更新している、5年に一度の調査「出生動向基本調査」の結果を基にした記事があったので、それに関する補足コメントも合わせ。......というかニュースの記事そのものは少々首をかしげるところが。

25歳で曲がり角云々ってのが本文の趣旨だけど、公開されている検証用データが、18-24歳と25-34歳の2区分しかないのだから、25歳が曲がり角になるのは当然の話で。なんか根本的な解釈のベクトルに違いがある気がしてならない。

本格的に記事で語られているような分析まで踏み込むのなら、国勢調査の結果なども合わせてやる必要があるのだろうし、そもそも調査の項目における「適当」が何を意味するのか、回答者はどのように解釈しているのかが結構ポイントになると思うのだよね。また「まだ若すぎる」の「まだ」が何を意味するのかも、しっかりと考える必要がある。貯蓄が足りないのか、遊び足りないのか、自分のしたいことをし足り無いのか。色々な解釈があるし、本人の意図もそれぞれ。

まぁ、解釈は人それぞれではあるのだけど。「有識者」って色々だよなあ、とは思う次第ではある。新聞記者の解説記事がスットコなだけの可能性もあるけれど。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年10月16日 07:30に書いた記事です。

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