「日本の労働生産性が低い」を別の視点から見てみると

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これは具体的な数字で検証していないので、純粋な覚え書き。時間が出来たらOECDなりなんなりの数字をひっくり返して定義の部分から検証していく必要があるのかなあ、という気がして。

よく日本の労働生産性が低い、労働時間に対して生産実績が悪い、非効率的な働き方をしている云々って話は耳にする。大体うのみにしてしまうし、労働時間が残業周りで長いのは事実だけど。

指摘の通り、前世紀のバブル崩壊以降、日本は世界的に見ても稀有なほどのデフレ状態にあり、これが失われたうん十年間の主要因であることに違いは無く。これが「日本の労働生産性の低さ」の要因になっているとは、指摘されるまでまったく気が付かなかったのはお恥ずかしい限り。確かにそりゃそうだ。他国の値と比較する際には、為替レートに加え、デフレ・インフレも考慮する必要があるんだ。


この辺りも含めて、胡散臭い言い回しになるけれど、「真の労働生産性の推移」を検証するのには、まず世間一般に語られている「労働生産性」の一次ソースと定義を確かめ、インフレ率を配慮して計算をする必要がある(各国内で生産性を勘案し、その数字の比較の限りでは、為替レートは考慮しなくてもいいのかな)。可能ならば労働力の構成内容も吟味した方がいいんだろうなあ......。

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このページは、不破雷蔵が2016年10月16日 07:21に書いた記事です。

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