自分でアレンジできる賃貸住宅をUR実証実験的に展開

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賃貸でも自由に内装を替えられる「DIY住宅」。都市再生機構(UR)は来月以降、大阪市の団地で、新たな入居者全員がDIY可能とする取り組みを始める。URではこれまでも1団地につき数戸を試行的に導入していたが、今回は空室の100戸ほどを想定。狙いはDIYを通じた地域活性化で、専門家が工具の使い方などを教える拠点も開設する。

賃貸住宅は原則的に間取りなどの変更はできず、退去時は原状復帰が求められるため、あまり手を加えられないというしばりがある。で、古いデザイン・間取りだったりすると若年層の受けが悪いこともあり、借り手の若者離れが進んでいる。こりゃあかんってことで、色々と間取り、内装の変更をOKにして、退去時の原状回復も求めないという条件の物件を貸し出してみようという試み。


元記事では大阪で大規模な実証実験をするという話だけど、すでに東京などでも小規模ながらも展開が行われている。発想としては非常に面白く、DIYが好きな人には願ったりかなったり的な感じがする。

他方、もともとの間取りは気に食わなくて、こんな風に変更したいなあという思いはあるのだけど、その方面の技術を持ち合わせていない人向けのオプションも用意するとよいかもしれない。無料で大規模な改造のサービスを提供すると賃貸料だけでは割が合わなくなるので、いくつかのオプションを用意して、好きな間取りを選べるようにするとか、そこにプラスαで色々足し引き可能にするとか。何年間は住み続けるような「しばり」を設けるとか。

今までの固定観念をくつがえすことができれば、まだまだ色々とできることはあると思うのだな。

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このページは、不破雷蔵が2016年9月28日 06:48に書いた記事です。

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