「実名が原則」「報道機関の責任で実名か匿名か判断する」と鼻高々に語る神奈川県警記者クラブの方々

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先日の神奈川の事案で報道って何だろう、メディアって何だろうと再検証させられるような反応があちこちで見受けられたのだけど、それはまだ終わっていなかったという話。匿名報道を行った県警に対し、同県の記者クラブが「発表は実名が原則」「公知の際の伝え方として実名か匿名かは報道の責任で判断する」との見識を公開したとの話。指摘の通り、関係者の意向、プライバシー、人権はまったく配慮せず、自分達の判断だけで決めるという。

先日も指摘の通り、何の資格も法的裏付けも能力も保証されていない報道界隈が、実質的に立法と司法の権限を有しているのと同じとなってしまう。「ねじ込み」「自浄作用が無い」と指摘されても仕方がない。むしろよい表現。

神奈川県警記者クラブ様におかれましては、自分達の行為が報道に関する権威をさらに失墜させたことにお気づきになるように願いたいところ。また同時に、「隗より始めよ」の言葉の通り、まずは神奈川県警記者クラブの構成員全員の実名を公開成されることを強くお勧めする。自分達は匿名だ、でも被害関係者・加害関係者は絶対に実名だ、対象者の人権やプライバシー、意向など知ったこっちゃない。それは筋が通らない。ちなみにこの神奈川県警記者クラブは、3年前のアルジェリアの事件の際にも、実名公表と生き残った人の記者会見を要望したとの記録が残っている。

報道を「第四の権力」とする表現はかつて使われたもの。今や「悪しき利権業界」と認識してもよろしいような気がする。結局のところ、行きつくのは例の「私たち記者は正義、がんばる」なのだろう。正義だから何をしても許されるフリーパスを持ち、その正義に仇名すものは何ものも許されない。実名を取得できないと自らの仕事に支障があるので、それは正義に反するから断じてならぬ。その解釈ならば行動性向も理解できる。


「報道ムラ」とか「記者ムラ」とか。元々村社会という言葉から派生した、旧態依然の業界内における悪しき利権をむさぼる集団のことを指して「ムラ」なる言い回しを用いているのだろうけど、まさに一連の流れは「報道ムラ」「記者ムラ」に他ならないのだよね。

悪意の無い悪業ほどタチの悪いものはなし。

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このページは、不破雷蔵が2016年8月10日 06:57に書いた記事です。

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