鳥獣戯画のMMDモデルが手に入る冊子があるらしい

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描かれた時代ははるか昔ではあるのだけど、時を超えて皆に愛され、現在の技術で多方面展開がなされている鳥獣戯画。当時の描き手は何百年も後に、さまざまな様式で動物たちが描かれ、動き、立体化されていることなど、とても想像できなかったに違いない。

で、今件ではMMDのデータとして鳥獣戯画の動物たちが収録されている雑誌があるとのこと。あら、思っていたよりもうねうね動くし、立体感があるじゃない。

収録されているのはこの「MikuMikuDanceスターターパックDX」。コメントを見ると収録データの一部が他誌の再集録であったり、鳥獣戯画の6体(ウサギ、カエル、サル、キツネ、ネコ、ネズミ)が水増し扱いされて評価が低いようなんだけど、個人的にはむしろその鳥獣戯画の6体がちゃんと揃っているだけでも、この雑誌の価値はあると思う。ある意味、技術の可能性を切り開いた感はある。いいよね、MMDを使って、あの鳥獣戯画の動物たちが縦横無尽に踊っちゃうんだよ。


で、当方のようなトーシロというかはたから見て「すごいなー」と羨望の眼差しで見るだけの人と違い、色々できる人は自分の手持ちの技術と融合させたり相乗効果を生み出して、さらにスゴイことをやってくれる。そこにシビレるあこがれるゥ。

まぁ、確かにデータであることに違いは無いので、コンバートする仕組みが用意できれば色々と可能性は開けてくる。元々3Dプリンタってデータを立体出力するものだから、そのデータをMMDからコンバートすれば、例の鳥獣戯画なキャラを自在なポーズで出力できちゃう?! わぁオ。

さらに今件ではそこからさらに発展する形で、(普通の、かな?)プリンターに出力して、ゾートロープ(回転のぞき絵)を創る試みをしている。その発想はまったくなかった。

夢が広がりまくりで鼓動の高まりが止まらない感じ。もやもやっとしていた未来の「こんなのができるといいなあ」が、少しずつ実体化して見えてきたような雰囲気がある。関連方面の人には色々と手がけて、発想のリンケージや転換で、さらに夢を切り開いて技術を底上げし、利用ハードルを下げてほしいなあ。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月 7日 07:54に書いた記事です。

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