「努力は自分を裏切る」というけれど実はそうではなくて

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他にも似たような語りをした人がいたような気がするけど(ゲゲゲの人だったかな)、努力をしても報われることはないから期待するな的な話は結構耳にする。ただ個人的にはそれって「努力をすれば必ず成功する」と思っている人が、その通りにならなかった時の感想として「自分は裏切られた」って辺りが正解では無いのかなと考えている。要は「努力」が自分を裏切るのではなく、「努力による約束された成功という期待」が自分を裏切る。宝くじを買えば必ず当たる訳じゃないってこと。

その観点ではむしろ2つめのツイートのように、努力は求めている成功への確率を上げると考えた方が道理は通る。そして確率論である以上、努力をしなくても(基本値部分だけで)当たる事もあるし、何回努力を重ねてもうまくいかないこともある。

これは例えば、努力をすることで成否を決めるサイコロの数を増やす事ができる、宝くじなら買う枚数を増やせると考えると理解はしやすい。ただし結果論ではあるけど、対象が「七の目が出たら当たり」の条件で、普通のサイコロを振らねばならないってこともある。そしてその類のは、サイコロを振っている時点では分からない。商店街のがらがら回しのくじ引きで、最初から一等が入っていないのに一等が欲しくて何度も回すとかね。


そして、チャレンジは1度きりじゃない。損得勘定で一区切りの時点では損をしても、さらに何度か繰り返してトータルではプラスになることもあるし、逆もまたありうる。ちまちまと勝ち続けて長期的には大勝利ってこともある。無論この発想は投資やギャンブルにも軸が近しい所があるので、判断の仕方を間違えると大やけどを負ってしまうのだけどね(汗)。

ただ、この発想の仕方は覚えておくと、色々と役に立つことはあるはす。努力は必ず報われるわけじゃないけれど、報われる可能性を積み増ししてくれる。ただ、積み増す場所を間違えると、いつまで経っても報われることはない。努力する方向性を正しく見出す事も大切だってことだね。

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このページは、不破雷蔵が2016年6月29日 07:27に書いた記事です。

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