旅客機仕様の富嶽が宙を舞う時代、ラジコンだけどね

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先の大戦で名機「隼」や「疾風」を製造、米軍の空襲目標にもなった当時、世界有数の航空機メーカー、中島飛行機が米国爆撃を想定して構想しながら敗戦で日の目をみなかった幻の爆撃機「富嶽」。B29の2倍という当時、破格のスケールの爆撃機を起源とした旅客機タイプの大型ラジコン模型が15日、中島飛行機ゆかりの群馬県太田市の尾島RCスカイポートに見参、愛好家らが見守る中、ダイナミックな飛行を披露した。

名前だけなら聞いたことがある人も多いであろう、日本の六発大型爆撃機、富嶽。エンジンの試作型が見つかった時にはちょいとした騒ぎになったけれど、当時の日本の技術では製造は事実上不可能で、もとよりこんなものが量産できる技術と国力があれば、戦争そのものをする必要が無かったというお話。他方、架空戦記小説の類では良い素材として多様に取り上げられ、架空と計画と実態がごっちゃになっている感もある。

今回ラジコンの形で登場した富嶽は、旅客機型。要は戦争に勝った後は空の人の行き来を担わせようとした次第。


性能上の問題もあるのだろうけど、この富嶽のジェット機版をつくってプライベートジェット的形で運用する、石油王みたいな人が現れないかなあ、と思ったりする。ロマンには違いない。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月17日 06:37に書いた記事です。

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